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単発派遣で働くメリット・デメリットは︖⽇雇い可能な条件も解説
公開日:2024.01.04
更新日:2024.08.05
単発派遣は⾃由なライフスタイルを⽬指す⽅にとって⼈気の働き⽅の1つになります。
「⽇雇い派遣での働き⽅について知りたい」
「単発での派遣で働くメリットやデメリットが知りたい」
今回はこのような考えをお持ちの⽅に向けて、プロの転職エージェントが単発派遣のルールや派遣会社を選ぶ際のポイントなどについて詳しく解説します。
派遣での就職活動に役⽴つ情報もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
単発の派遣では最低31⽇以上の雇⽤契約が必要
単発の派遣では最低31⽇以上の雇⽤契約が必要になります。
法改正により、2012年10⽉1⽇から31⽇未満の⽇雇い派遣が禁⽌となりました。
この法律の施⾏には、⽇雇い派遣における労働者の固定化や、 安全・安⼼・安定の権利を守ろうとする動きが背景にあります。
|単発アルバイトなら1⽇から就業可能
単発アルバイトなら1⽇からの就業が可能です。
アルバイトとして勤務する場合は企業との直接雇⽤契約が交わされるため、派遣とは扱い⽅が異なります。
派遣もアルバイトもどちらも時給制となりますが、派遣のほうが⾼時給な傾向にあるというメリットがあります。
⽇雇い派遣が可能な条件2パターン
⽇雇い派遣が可能な条件は以下の2パターンになります。
1. ⽇雇い派遣が認められている職種の場合
2. 例外として定められた条件に当てはまる場合
1.⽇雇い派遣が認められている職種の場合
1つ⽬は、⽇雇い派遣が認められている職種の場合です。
厚⽣労働省によると、⽇雇い派遣の例外業務に当てはまる職種は31⽇未満の雇⽤契約が可能とされています。
例外業務に当てはまる職種とは、専⾨性と需要が⾼く将来的な⾒通しが⽴ちやすい職種のことを指します。
例外業務⼀覧
2.例外として定められた条件に当てはまる場合
2つ⽬は、 例外として定められた条件に当てはまる場合です。
条件は以下の4つになります。
- 1) 60歳以上の⼈
- 2) 雇⽤保険の適⽤を受けていない学⽣
- 3) 副業として従事している⼈
- 4) 主たる⽣計者ではない⼈
1) 60歳以上の⼈
1つ⽬は、60歳以上の⼈です。
応募時の年齢が60歳以上である場合、例外対象として認められます。
これは、60歳以上の⾼齢者や特定の年齢層の雇⽤を促進しようとする政府の⽅針によるものです。
2)雇⽤保険の適⽤を受けていない学⽣
2つ⽬は、雇⽤保険の適⽤を受けていない学⽣です。
昼間に学校(⾼校、専⾨学校、⼤学)に通っている学⽣が対象となります。
定時制や通信制、夜間に学校に通う⽅は例外として認められないので注意が必要です。
3)副業として従事している⼈
3つ⽬は、副業として従事している⼈です。
これは、⽣業収⼊が500万円以上の場合のみ対象となります。
以下、副業としてNGな例をご紹介します。
Aさんは3つの仕事を掛け持ちしており全体の収⼊では500万円を超えていますが、主たる収⼊が500万円を超えていないため⽇雇い派遣を⾏うことはできません。
4)主たる⽣計者ではない⼈
4つ⽬は、主たる⽣計者ではない⼈です。
これは、世帯収⼊が500万円以上の場合のみ対象となります。
「主たる⽣計者」とは世帯収⼊の50%以上を占める⽅のことで、「主たる⽣計者ではない⼈」は主婦の⽅などが当てはまります。
単発派遣のメリット3つ
単発派遣のメリットは以下の3つです。
- ⽐較的⾼時給で働ける
- ⾃分の好きなタイミングで働ける
- さまざまな経験を積める
1.⽐較的⾼時給で働ける
1つ⽬は、⽐較的⾼時給で働けることです。
単発派遣の場合、派遣先企業が⼈材を急募している状態で通常よりも⾼い時給を設定していることが多いため、⽐較的⾼時給の案件が⾒つかりやすいというメリットがあります。
その他、単発派遣の時給が⾼くなる理由としては以下のことが挙げられます。
2.⾃分の好きなタイミングで働ける
2つ⽬は、⾃分の好きなタイミングで働けることです。
アルバイトやパートの場合は限られた従業員でシフトを組んでいるため、コンスタントに出勤する必要があり融通が効かないケースが多くあります。
しかし、単発派遣の場合は⾃分の働きたい時期や期間を決めて働くことができるので、プライベートを優先したスケジュールが組み⽴てやすいです。
また、⼀度派遣会社に登録しておけば好きなタイミングで求⼈を紹介してもらえるという便利さも魅⼒の⼀つとなります。
3.さまざまな経験を積める
3つ⽬は、 さまざまな経験を積める ことです。
単発派遣は未経験OKの場合も多いので、さまざまな職種にチャレンジすることができるというメリットがあります。
仮に同じ業界に⻑くいる場合でも、働く会社によってやり⽅が変わることで新しい発⾒ができるというケースもあります。
キャリアプランの形成過程においても、興味のある分野に気兼ねなくトライできる点は⼤きな魅⼒となるでしょう。
単発派遣のデメリット3つ
単発派遣のデメリットは以下の3つです。
- 収⼊が不安定
- 希望通りに働けるかわからない
- ⼀定のスキルが⾝につかない
1.収⼊が不安定
1つ⽬は、 収⼊が不安定 なことです。
単発派遣は⻑期的な就労を前提としていないので、パートやアルバイト、正社員に⽐べてどうしても収⼊が不安定になります。
その代わり、⾼時給な案件が多いというメリットもありますが、⼀時的な収⼊にしかならないため継続して働ける保証がないというデメリットのほうが⼤きくなってしまいます。
2.希望通りに働けるかわからない
2つ⽬は、希望通りに働けるかわからないことです。
単発派遣は基本的に求⼈倍率が⾼い案件が多いので、必然的に競争が激しくなります。
そのため、勤めたい仕事や会社があったとしても、希望通りの派遣先に⾏けるかどうかは確約されません。
3.⼀定のスキルが⾝につかない
3つ⽬は、⼀定のスキルが⾝につかないことです。
単発での派遣というフットワークの軽さからさまざまな経験が積める反⾯、1つのスキルに特化して伸ばすことが難しいというデメリットがあります。
仮にスキルを活かした仕事ができたとしても、固定で働かない限りそのスキルをずっと活かし続けられるかわからないという点も短所となります。
単発で働く際の派遣会社の選び⽅
単発で働く際の派遣会社の選び⽅のポイントは以下の3つです。
|⾃分が希望する条件に合う求⼈が多い
⾃分が希望する条件に合う求⼈が多い会社を選びましょう。
⼤⼿の派遣会社でも、⾃⾝の希望に沿う求⼈の取り扱いが少なければ利⽤するメリットは⼩さくなります。
派遣求⼈サイトでは多くの場合、登録前に⼀部の求⼈を確認することが可能です。
あらかじめ求⼈検索をかけてみて、⾃⾝の希望する職種の求⼈数や内容を確認することでより⾃分に合った派遣会社を選択できます。
|担当者のサポートが⼿厚い
担当者のサポートが⼿厚い会社を選択しましょう。
求⼈数が多い派遣会社の場合でも、担当者の質が低ければ⾃分の理想となる派遣先を選ぶことは難しくなります。
ただ求⼈数が多い会社ではなく、営業担当がきちんと求⼈内容の精査を⾏っている会社かどうかを⾒極めることが⼤切です。
良い担当者に巡り合うことができれば、業界の内部事情や求⼈サイトには載っていない良案件の情報を⼿に⼊れられるかもしれません。
|利⽤者数や求⼈数が多い
利⽤者数や求⼈数が多い会社は選択肢としておすすめです。
利⽤者数や求⼈数が多いということは、「会社としての規模が⼤きく優秀な⼈材が集まりやすい」「実績が豊富でリピーターが多い」ということの1つの指標となります。
過去に多くの実績がある派遣会社であれば、複数の派遣先企業との強固なつながりが期待でき、勤務時間や⾦銭⾯での交渉もおこないやすいというメリットがあります。
派遣先でのトラブル対応にも慣れているため、いざという時も安⼼して相談することが可能です。
まとめ
今回は、 ⽇雇い派遣での働き⽅や単発派遣で働くメリット・デメリットなどについて詳しく解説しました。
単発派遣は⾃⾝のライフスタイルに合わせて上⼿に利⽤することができれば、⾮常に魅⼒的な働き⽅になります。
少しでも興味がある⽅は、まずは⼈材派遣サイトへの登録を完了されてみてはいかがでしょうか︖
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