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無期雇用派遣とは? 働き方のメリットやどんな人が向いているかを紹介

公開日:2024.01.25

更新日:2024.08.05

長期的に働ける雇用形態として、近年、無期雇用派遣に注目が集まっています。
有期雇用派遣よりも収入が安定することは知られていますが、実際にはどのような労働契約で成り立っているのでしょうか。

・無期雇用派遣とはどのような雇用形態なのか
・無期雇用派遣のメリット・デメリットを知りたい
・自分に無期雇用派遣が向いているか知りたい

この記事では、メリット・デメリットに触れながら、無期雇用派遣の仕組みについて詳しく解説します。
正社員からの転職や、アルバイト・パート以外の働き方を検討中の方もぜひ参考にしてください。

 


「無期雇用派遣」とはなにか?

2015年に施行された労働派遣法改正法では、派遣で働く際の期間制限が見直されました。
 
最大で3年間働ける有期雇用派遣、期間に制限なく働ける無期雇用派遣の2種類が、新たな制度として設けられています。
 
以下、それぞれの特徴を解説します。
 

| 無期雇用派遣とは

無期雇用派遣とは、雇用主である派遣元の会社と期限を定めずに契約を結ぶことです。
常用型派遣の別称として一般的には広く知られています。派遣会社と期限を設けずに雇用関係を結ぶため、期間を問わずに給与や賞与が発生するなどのさまざまなメリットが受けられます。
 
無期雇用派遣の特徴

  • 派遣労働期間に日数の定めがない
  • 派遣先企業との契約が終了した後も給与が発生する
  • 派遣会社との契約には採用選考をクリアしなければならない
  •  
    有期雇用派遣との違いは、就業期間に制限がないことや、派遣先との契約が終了しても引き続き給与が発生する点です。派遣会社とは月給制で契約を結ぶ形が多く、次の派遣先が決まるまでの待機期間中にも、休業手当等で給与が補填されます。
    派遣会社と契約する際の注意点としては、採用選考に通過する必要があることです。個人情報の登録のみで契約につながる有期雇用派遣とは、採用条件が違う点に注意してください。
     
    参考:厚生労働省「派遣で働く皆さまへ~平成27年労働者派遣法改正法が成立しました~ 」
    厚生労働省「平成27年労働者派遣法改正法の概要」
     

    | 有期雇用派遣とは

    有期雇用派遣とは、原則3年間しか働けないなど、就業期間に制限がある雇用形態です。
    派遣会社に事前登録を行うことで、派遣スタッフを募集している企業を紹介してもらえる仕組みとなっています。有期雇用派遣とは一般的な名称であり、正式には登録型派遣といいます。
     
    有期雇用派遣の特徴

  • 契約期間は最大で3年が限度
  • 契約期間の満了後は給与が発生しない
  • 契約が通算5年を超えると無期雇用派遣に転換できる
  •  
    有期雇用派遣では、3年ルールと呼ばれる期間制限が適用されます。
    3年ルールとは、同じ会社の同じ部署で働ける期間が最大3年までのルールを指します。3年を超えての派遣業務が認められておらず、契約期間が満了したら給与も発生しません。無期雇用派遣と違う点は、この3年ルールが適用されるか否かで変わります。
     
    ただ、派遣会社と通算5年以上契約している人に対しては、労働契約法にもとづき、無期転換ルールが適用されます。
    無期転換ルールとは、有期雇用契約での年数が通算5年を超えた時、無期雇用契約に転換できる規定のことです。派遣労働者からの申し込みがなされた場合、派遣会社はこれを拒むことはできません。有期雇用派遣からのスタートでも、条件が整えば無期雇用派遣に契約を変更できます。
     
    参考:厚生労働省「無期転換ルールハンドブック」 


    無期雇用派遣と正社員の違い

    バインダーを手に持ち、点検をしている作業着の女性

    有期雇用派遣との違いは3年ルールの適用がポイントでしたが、派遣先の正社員と無期雇用派遣とではどのような違いがあるのでしょうか。
     
    「無期雇用派遣と正社員の違いは、雇用主がそれぞれ異なる」
     
    無期雇用派遣の雇用主は派遣会社であり、派遣先の企業ではありません。
    あくまで派遣会社との契約になるため、給与や福利厚生は派遣会社の規定に準じます。
    正社員の雇用主は働いている会社であり、契約や福利厚生等の条件は勤めている会社に帰属します。
     
    無期雇用派遣と正社員の違いは、派遣先企業の影響を受けないことです。転勤になる可能性もなく、業績低迷による減給もありません。ただ、派遣先企業の諸事情で、契約解除になる可能性は考えられます。社会的信用度も、無期雇用派遣の人より正社員のほうが高い傾向にあるでしょう。

     
     

    無期雇用派遣の5つのメリット

    笑顔で並ぶ白衣を着た女性と男性とスーツ姿の男性と制服を着た女性

    有期雇用派遣と違い、無期雇用派遣で働いた場合、以下のメリットが受けられます。

    1. 収入が安定する
    2. 基本的に月給制になる
    3. 長い期間同じ職場に勤めることができる
    4. 昇給や賞与などが設けられている
    5. スキルやキャリアを形成しやすい

    有期雇用派遣より、安定して働ける点が特徴です。
     

    1.収入が安定する

    無期雇用派遣では、派遣業務が発生していない期間でも収入が発生します。
    雇用契約を派遣先企業ではなく、派遣会社と結んでいるためです。期限を設けていない契約のため、常時雇われている形となり、派遣業務を行っていない間でも収入が見込めます。
     

    2.基本的に月給制になる

    無期雇用派遣での給与は基本的に月給制です。
    登録制の有期雇用派遣と違い、派遣会社に雇われる形になるため、時給制ではなく固定給で支払われます。福利厚生等も派遣会社の規定に準ずるので、安定した生活が送りやすいのも無期雇用派遣の特徴と言えるでしょう。
    一方、有期雇用派遣の給与体系は時給制が多く、交通費も時給に含まれるケースが多いとされています。
      

    3.長い期間同じ職場に勤めることができる

    無期雇用派遣では長期間の就業が可能です。
    有期雇用派遣の場合は、3年を超えて同じ部署では働けません。しかし、無期雇用派遣は3年ルールの期間制限がないため、同じ職場に長い期間勤めることができます。就業期間が長ければ成果を出す機会も多くなるので、派遣先からの評価も得やすくなります。特定の分野で実績を立てやすくなるなどの、メリットも受けられるでしょう。
     

    4.昇給や賞与などが設けられている

    無期雇用派遣のメリットは、昇給や賞与が期待できる点です。
    派遣会社では通常の企業と同じく、昇給制度や賞与制度を設けています。派遣先企業での勤務実態や成果に基づいた評価方法を用いており、評価が高ければ、報酬にもつながりやすくなるでしょう。昇給や賞与が増えることで、仕事のやりがいやモチベーションアップにもつながりやすくなります。
     

    5.スキルやキャリアを形成しやすい

    無期雇用派遣の契約期間中は、スキル取得やキャリア形成がしやすくなります。
    派遣改正法により、キャリア形成支援制度の設置が法律で新たに義務付けられたためです。待機期間中も支援制度を活用すれば、一定の研修やキャリアアドバイスが受けられます。
    そのため、資格取得や専門性を深める時間も確保できるなど、将来に向けてのキャリア形成も図れます。
     
    参考:厚生労働省「派遣で働く皆さまへ~平成27年労働者派遣法改正法が成立しました~ 」
    厚生労働省「平成27年労働者派遣法改正法の概要」

     
     

    無期雇用派遣の2つのデメリット

    困り顔の女性

    無期雇用派遣では、働き方の自由度や無期雇用契約に至るまでの難易度が高いなど、一定のデメリットも存在します。

    1. 自由な働き方が難しい
    2. 採用基準が厳しい

    それぞれ解説します。
     

    1.自由な働き方が難しい

    デメリットの1つ目は、自由な働き方が難しいことです。
    有期雇用派遣では、就業期間や業種の変更が可能なため、自身で就業条件を自由に決められます。一方無期雇用派遣では、無期限での契約もあることから就業条件の変更を自由に決められません。労働環境の変化を期待できないため、有期雇用派遣に比べて柔軟な働き方が難しくなります。
     

    2.採用基準が厳しい

    2つ目のデメリットは、派遣会社と契約する際の採用基準が厳しいことです。
    無期雇用派遣で契約する時は、個人情報の登録だけではなく、適性検査や面接も合わせて行います。派遣先の際に、意欲のない人や業務に対する理解・スキルが不足した人では、業務に支障が出るからです。採用選考の結果、条件に満たない場合は審査に落ちる可能性もあります。
     

     
     

    無期雇用派遣に向いている人とは

    警備員の制服を着てほほ笑む男性と女性

    無期雇用派遣は、以下のように現状を変えたい人や将来に向けて目標や目的を持った人におすすめの働き方です。

  • 将来的に正社員を視野に入れたい人
  • 未経験からでもできる仕事を探している人
  • しっかりとした研修やサポートがある環境で働きたい人
  •  

    | 将来的に正社員を視野に入れたい人

    派遣先企業の評価次第では、正社員になれる可能性が高くなります。
    勤務実態やスキルが優秀な場合、派遣先の企業から手放したくない人材と評価されるためです。一方、派遣先の業務内容や職場の環境なども契約中に確認できることから、正社員になりたいといったアピールもできます。評価が高ければ正社員への直接雇用を打診される可能性があるので、無期雇用派遣は正社員への道につながりやすい雇用契約と言えます。
     

    | 未経験からでもできる仕事を探している人

    派遣先企業の中には、自社に研修制度を設けている企業も多くあります。
    経験がなくても受け入れられる体制が整っているため、未経験でも就業が可能です。企業が経験が少ない人でも受け入れる理由は、未経験でも意欲があれば、企業の希望する人材に育成しやすいからです。興味のある分野なら、業務に対しても抵抗を感じにくくなります。無期雇用派遣だと派遣期間も長期になるため、お互いにメリットを得られます。
     

    | しっかりとした研修やサポートがある環境で働きたい人

    派遣会社では、無期雇用派遣の人に向けた研修制度やサポート体制が充実しています。
    OAスキルやビジネスマナーなどのスキルも、派遣会社によっては実践的なスキルとして身につけることが可能です。また、派遣された先でトラブルに見舞われた際にも、派遣会社に相談することで担当が適切に対応してくれます。
    しっかりと研修を受ければ、登録型派遣でいきなり派遣業務に就くよりも、スムーズな稼働が可能です。
     


    まとめ

    ヘルメットをかぶって作業着を着た男性

    この記事では派遣の基礎知識として、無期雇用派遣の概要やメリット・デメリットについて解説しました。

  • 有期雇用派遣より収入が安定する
  • 同じ業務を継続できるので、実績が積める
  • スキルアップやキャリア形成がしやすい

  • 環境を変えずに、1つの会社で働きたい方に無期雇用派遣は向いています。自分に合う企業探しができますよう、ぜひこの記事をご活用ください。
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