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派遣での軽作業の仕事とは? 3つの魅力や難しさについても解説
公開日:2024.02.05
更新日:2024.02.15
派遣の仕事を探す場合に、見つけやすいのが「軽作業」と呼ばれる仕事です。未経験歓迎・即日就業とうたっていることもあり、これから派遣の仕事をやろうと思う人にはとっつきやすい印象があります。
一方で、軽作業はきつい、軽作業は続けられないという声もあり、応募を躊躇する人も少なくないようです。
軽作業と一口に言っても、作業内容は募集元によってさまざまで、職場環境も大きな差があるのが実情です。
この記事では、軽作業とはどのような仕事なのか、どのような魅力があるのか、そしてどのような点がきついと言われるのかを解説します。
軽作業の仕事内容をしっかり理解し、これからの仕事探しの参考にしてください。
目次
派遣における軽作業とはどんな仕事?
軽作業の仕事は、派遣の求人情報だけでなく、アルバイトの求人でもよく見かける仕事ですが、業務の内容には募集している会社によってかなり違いがあるようです。軽作業とはどのような仕事なのかを具体的に確認しておきましょう。
| 軽作業の定義とは
軽作業とはどのような仕事なのかについて、明確な定義はありません。軽作業で求人を出している企業の業務内容は、かなり幅広く多岐にわたっています。
一般的には、特別なスキルや経験、資格などを要せず、誰でも取り組める簡単で単純な仕事を総称して軽作業といっているようです。
誰でもすぐにできる仕事ということで、未経験OKとして求人をしているケースが多いのが特徴で、工場や倉庫などで行う作業が当てはまります。即日勤務OKで募集している企業も多いため、早く仕事に就きたい方に向いています。
ひととおりやればすぐに覚えられる作業が中心で、同じ作業を正確にスピーディーに繰り返すことが求められます。
軽作業は、誰でもすぐに取り組める仕事がメインであることから、女性や高齢者、外国人が働いていることも多いです。
| 軽作業は軽いものを扱う仕事ではない
「軽作業」という言葉から、小さくて軽いものを扱う仕事をイメージしている人もいるようですが、それは間違いです。作業現場によっては、重い荷物を運んだり、体力を要する業務を軽作業と称していることがあります。
もちろん軽いものや小さいものを扱うことが多いのですが、そればかりではないことを理解しておいたほうがいいでしょう。
軽作業ということだけで判断せず、どのようなものを扱う仕事なのか、しっかりと事前に確認しておくことが大切です。
主な軽作業の仕事内容
ここでは、軽作業と呼ばれる仕事の具体的な内容を紹介します。
作業をする際に大切なポイントや注意点も併せて解説していきます。
| 仕分け
仕分けとは、倉庫などにある荷物を、送付先の地域や送付物の種類などで分類し、指定された場所に運ぶ仕事です。荷物につけられた伝票を読み取り、記載内容によってそれぞれ決められた場所に運びます。
中には大きな荷物や重い荷物もあるため、体力が必要になります。
正確でスピーディーな作業が求められますが、運んだ荷物を単に置くだけでなく、次の工程の作業がしやすいように工夫することも重要です。
工場や倉庫だけでなく、宅配業者やデパートのギフトセンターでも仕分け作業を行っています。
夜中に作業をすることも多く、時給が割り増しになるため、夜勤の仕事として人気があります。
| 梱包
梱包の仕事は、主にピッキングされた商品を袋や段ボールに入れる作業です。伝票に指定された内容に沿って、必要な量を把握し発送ミスがないように注意深く作業する必要があります。
また、梱包の際には指定された梱包材を間違わずに使用し、箱や袋に入れる時に破損したり、汚したりしないよう気をつけて作業しなければなりません。
時間内に決められた数の梱包をするためには、作業スピードも必要とされています。
| ピッキング
ピッキングとは、倉庫などに保管されている商品を、注文書や依頼票などの伝票に従って棚から集めてきて梱包担当に渡す作業のことです。
伝票内容に沿って正確に商品を集めることと、短時間でスピーディーに作業することが求められます。
大きな倉庫の場合は、商品ごとの棚の位置を正確に把握し、効率的に集めるために最適なルートで回ります。長い距離を歩き回るための体力も必要になります。
現場によっては、ベルトコンベアに乗って運ばれてきた商品の中から、伝票を見て必要なものを選んで集めるケースもあります。
| 入庫
入庫作業とは、倉庫に届けられた商品や資材をバックヤードに移動し、決められた棚等の場所においていく作業のことです。移動には主に台車などを使用します。
入庫の際には、注文通りの商品がきちんと届けられたかを確認することが必要です。棚に入れていく際には間違った場所に置かないように注意すると同時に、次の工程であるピッキングで取りやすいように気をつけながら作業していきます。
雑な作業や間違った作業は、次の工程に影響が発生するため、正確で丁寧に作業することが求められます。
| 検品
工場から出荷される前の商品に不良や汚れ、破損などがないかを目視でチェックする作業が検品です。出荷に適さない商品を取り除き、出荷商品の品質を担保する役割があります。
検品作業は座って行うことも多く体力は不要ですが、長時間の集中力が必要です。
ベルトコンベアで流れてくる商品をチェックする場合は、決められた時間内に効率的に検品しなければなりません。
不良品を見落としたまま出荷してしまうとクレーム発生につながるため、重要な役割になります。
現場によっては複数の人がチームとなって検品を行うこともあります。
軽作業ではどのようなスキルが求められるのか
軽作業は基本的に誰にでもすぐできる作業が中心になります。特別なスキルや資格は必要とされる仕事ではありません。単純作業を繰り返し行いますが、その中で正確に作業すること、決められた時間内に効率的に行うことが求められています。
重要なのは集中力を切らさないことです。単純作業を繰り返していくうちに、集中力が途切れてミスが発生することがあります。常に一定の集中力を保ちながら作業する必要があります。
軽作業ではマニュアルや管理者の指示で、細かくやるべきことが指定されてます。マニュアルや指示に従い、テキパキと動ける人が重宝されます。作業中に不明点があれば、自分で勝手に判断せず、管理者に確認しながら進めるといいでしょう。
派遣における軽作業の3つの魅力と特徴
派遣で軽作業の仕事に就くことには、いくつものメリットがあります。ここではその中の主な魅力を3つ取り上げて紹介します。
1.未経験でも好条件で働くことができる
軽作業は特別なスキルや資格は必要とされず、年齢や経歴を問わずに働ける仕事が多くあります。求人数も豊富にあるため、自分の条件にあった仕事を選ぶことができます。
また、派遣で軽作業の仕事に就く場合は、アルバイトやパートで働くよりも高時給であることも魅力の1つです。
基本的に単純な作業を繰り返し行う仕事が多いため、未経験でもすぐに慣れてできるようになるのもいいところです。
マニュアル等が用意されていることが多く、マニュアルがない場合でも管理者から詳しく説明があります。単純作業を繰り返すのが苦手でなければ、好条件で働きやすい仕事だといえます。
2.コミュニケーション能力を必要としない
軽作業は、工場などの屋内の作業場で、一人で黙々と作業することが多いのが特徴です。中にはチームで作業する必要があるケースもありますが、それほど同僚とも話をしなければならないことはありません。
接客業やサービス業などとは異なり、お客さんとコミュニケーションをとる必要もないため、人と話をするのが苦手な人や、細かい作業に集中して取り組みたい人にはピッタリです。
話好きな方やお客さんとコミュニケーションをとりながらサービスをしたい方にはストレスになるかもしれませんが、黙々とコツコツする作業が苦にならない方には気持ちよく働ける仕事と言えるでしょう。
3.好きなタイミングで働くことができる
軽作業は求人件数自体が多く、派遣以外にも日雇いなどさまざまな雇用形態で募集しています。
そのため、軽作業で稼ごうと思えば自分の好きなタイミングで働くことができます。
また休みを取りやすいのもメリットです。自分が休みを取るためにシフト調整をしたり、他の人に代わりの役目をお願いする必要はありますが、軽作業は人の調整がつきやすいため、比較的休みを取りやすいと言えるでしょう。
家庭の事情で休まなければならない場合や、自分のやりたいことのために休みを取りたい時でも、休みを取りやすいのはありがたいポイントです。
派遣における軽作業がつらいと言われる3つの理由
軽作業のメリットを紹介しましたが、逆につらいと言われることもあります。派遣における軽作業がつらい理由を3つ挙げて紹介します。
1.長時間の単純作業の繰り返しがつらい
軽作業は誰でもすぐにできる作業であることがメリットとご紹介しましたが、これは言い方を変えると、単純作業を延々と繰り返し行う仕事が多いということです。
単純な作業を黙々と続けていると、人によっては集中力が続かなかったり、飽きがきてうんざりした気持ちになったりするかもしれません。
なかなか時間が進まず、時計ばかり見て1時間が非常に長く感じることがあるでしょう。
ただ見方を変えれば、難しいことに頭を悩ませる必要はないのでいいとも言えます。いろいろ考えず淡々と続けていけば、それほどストレスなく働けるでしょう。
作業をしながら、効率よく正確にできる方法を試しながら工夫するのも、飽きずに集中して取り組む方法としてはおすすめです。
2.仕事場の環境が劣悪なこともある
軽作業の仕事場は、基本的に工場や倉庫のため、空調が効いていないこともあり、真夏や真冬には対策が必要になります。
食品を扱っている倉庫であれば、夏は涼しくていいのですが、冬は寒い中で作業をしなければなりません。
温度調節が不要なおもちゃ、雑貨などの倉庫であれば、空調がついていないことも珍しくありません。空調がないといっても、屋外での作業と比べれば、そこまできびしい環境ではないとも言えます。
会社によっては空調がきいた倉庫で作業できるところもあるので、快適な環境で仕事がしたい方は、事前に職場環境をチェックしたり派遣会社の担当者に確認したりして、条件に合う案件を探すといいでしょう。
3.重労働が必要なケースもある
軽作業では軽いものばかりを扱うとは限りません。仕分けやピッキング作業などで、重い荷物を毎日ひたすら運ぶ現場もあります。
軽作業だから軽い荷物だろうと思い込まずに、事前にどのような作業なのかを確認してから応募することが重要です。
ただし、重労働の現場は時給が高く設定されることが多いので、体力に自信がありお金を稼ぎたいと思っているのであれば、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
ここまで軽作業の仕事を派遣で働くことについて、仕事内容や仕事の魅力、大変なところ等を紹介してきました。軽作業は、誰でもすぐに取り組める仕事が多いため、未経験の方でも採用されやすいです。
派遣で働くのが初めてという方であれば、軽作業は仕事に就きやすいのでここからスタートするのもいいでしょう。
また求人数も多いので、自分の希望に合う仕事があるかどうか、じっくりと探してみてはいかがでしょうか。
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