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データ入力の仕事内容とは?「きつい」といわれる理由や魅力を解説
公開日:2024.10.31
更新日:2024.11.01
データ入力の仕事内容は、文字や画像など依頼された内容を指定のフォーマットに打ち込むことです。「きつい。やめとけ」「自分に合っている」といった両方の声があることから、働く前に仕事内容や向いている人の特徴を理解することをおすすめします。
本記事では、データ入力の具体的な仕事内容やきついと言われる理由、必要なスキルについて解説します。
目次
- データ入力の仕事内容
- データ入力の仕事のきついところと魅力
- データ入力の仕事に向いている人の特徴
- データ入力の仕事をする際のポイント
- データ入力の仕事に役立つスキル・知識
- データ入力の仕事ならワポティ
データ入力の仕事内容
データ入力は、クライアントや社内から依頼された内容をフォーマットに入力する仕事です。基本的なタイピングスキルがあれば、初心者・未経験でも気軽にスタートできます。
実際の業務内容は、会社により異なります。下記は、入力内容の一例です。
【入力内容の一例】
・契約情報・顧客情報
・名刺データ
・アンケートの回答
・懸賞応募者のデータ
・画像の文字
・音声データ
データ入力のみを業務として行う場合もあれば、一般事務や営業事務、コールセンターの注文受付業務などの一環として行うケースもあります。
また、会議や取材の音声データの文字起こしもデータ入力に含まれたり、データの校正・確認までも行ったりと、実際の内容は多岐に渡ります。
データ入力の仕事のきついところと魅力
「データ入力の仕事はきつい」「データ入力はやめとけ」などの意見もあります。単純作業が続く点や長時間パソコンに向かい続けなければならない点は、人によって大変さを感じるかもしれません。
しかし、働くうえでのメリットも存在します。まずはデータ入力の仕事のきついところと魅力について、両方の意見を解説します。
| データ入力の仕事のきついところ
データ入力の仕事を行う場合「単純作業が続く」「ノルマが課せられる」などの点をきつい、つらいと感じる方も存在します。
ここではきついと感じる3つの点について詳しく解説します。
単純作業が続く
データ入力は、就業先によって使うソフトや入力内容が異なったとしても、基本的には同じ作業の繰り返しです。単調な作業が苦手な人にとっては、飽きたり眠くなったりする可能性があります。
集中力が欠けると、ミスの発生率が高まるため、注意を受けたり修正作業が発生したりすることもあるでしょう。その結果、さらに単純作業が嫌になる可能性があります。
ただし、「特定の作業を繰り返す」行為は、データ入力に限った話ではありません。多くの仕事にはルーティンワークが存在します。データ入力であれば、自分なりに目標を決めて取り組むことで、集中力やモチベーションの維持につながります。
長時間同じ姿勢を続けなければならない
データ入力は、長時間のパソコン操作が必須です。同じ姿勢でディスプレイを見続ける必要があり、肩こりや腰痛、腱鞘炎、ドライアイなどの症状を感じやすくなる点も「きつい」との声が上がる理由と言えます。
ただし、厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、1時間以内を1サイクルとし、1サイクル中に10〜15分の休憩時間をとることが推奨されています。適度に休憩を取りながら作業をしたり、休憩時間には席から立ち上がり軽くストレッチをしたりしましょう。
外付けキーボードにしたり、机や椅子の高さを調節したりと、作業環境を整えることで、肩こりや腰痛、腱鞘炎などのリスクを下げることが可能です。画面に直射日光が当たらない場所で作業するなどの工夫も行いましょう。
ノルマを課される可能性がある
データ入力の仕事は、タイピングスピードや正確さがはっきりと数字で現れます。勤務先によってはノルマが課されるため、申し込む際にあらかじめ確認しておくと安心です。ただし、ノルマという形ではなくとも、入力件数やミスの数を貼り出すといった形で競争を煽るような会社もあります。
時給ではなく、成果報酬制の場合は、実際の入力件数やタイピングの文字数などに応じて、受け取れる報酬も変わります。ミスが多くなれば、その分収入が減少するため、プレッシャーや緊張感を感じる人も少なくありません。
ノルマが達成できるか不安な人やタイピングスキルに自信がない人は、問い合わせの時点で一度求められるスキルについて確認することをおすすめします。
| データ入力の仕事の魅力
データ入力=きついだけではありません。特別なスキル不要で未経験者でも始めやすい点は、大きな魅力です。ここでは、データ入力の仕事の3つの魅力について、詳しく解説します。
未経験でも始めやすい
データ入力の仕事は、パソコンを使ったタイピングができればスタートできます。専門性や特定のスキルは不要です。タイピングのスピードや正確性については、仕事を始めてから、身につけていく形でも問題ありません。
誰もが最初は初心者です。日々の仕事を通して、タイピングスピードも上がっていくため、自分の成長にもつながります。
また、データ入力の仕事は「未経験者歓迎」の求人も多く、基本的に資格の有無を問われることもありません。「これまでは接客業をしていたが、初めての事務職にチャレンジしたい」「普段はスマホメインなので、パソコンのスキルを身につけたい」という人にもピッタリです。
一人でもくもくと作業できる
前述したように、ノルマなどが設けられている職場はあるものの、基本的に自分のペースで作業できる仕事です。基本的にはマニュアルに従い、1人でもくもくと作業するため、コミュニケーション力が求められることはありません。
イレギュラーな作業が発生した場合には、上司や同僚から直接指示を受けたり、共同作業が必要になったりする可能性はあるものの、基本的には個々で作業を進めます。「会話は最小限にしたい」「人見知りのため、人とあまり接したくない」という人にも向いています。
特に在宅勤務の場合、質問もチャットやメールで行うケースが多いです。また周囲のタイピング音に惑わされることなく、自分のペースで進められるため、集中力も高まります。
ワークライフバランスが充実しやすい
データ入力は、「残業なし」「残業少なめ」の求人が多く、プライベートと両立しやすい仕事です。子育てや趣味、資格の勉強など、自分のやりたいことにも時間を費やせます。特にワークライフバランスを重視した働き方を考えている人にとって、おすすめの仕事です。
データ入力は短期の派遣スタッフを募集しているケースもあるため、まずは短期間から始めてみるのも良いでしょう。「データ入力はきつい?自分に向いている?」と不安を感じている人も、一度試してみることで、具体的な仕事内容が理解できます。短期間の案件は、時給が高い傾向にある点も魅力のひとつといえます。
また、データ入力は在宅勤務が可能な求人も多いです。子育てや介護の最中で、外に働きにいくことが難しい人にとっても、収入を得ることができます。
データ入力の仕事に向いている人の特徴
未経験でも始めやすいデータ入力の仕事ですが、性格や特性により向き・不向きがあります。ここでは、向いている人の特徴を3つ紹介します。自分に当てはまるかどうか、確認してみてください。
| 一つのことに集中してコツコツ取り組める人
データ入力の作業は、長時間パソコンと資料に向き合うことが求められます。単純作業が多く、コールセンター業務などの一部を除いて、顧客や同僚と話す機会はほとんどありません。人と話すことが得意でルーティンワークに苦手意識がない人にとっては、長く働けるでしょう。
また集中力が高くコツコツと地道な作業が好きな人や、根気強さや忍耐強さに自信のある人も、データ入力の仕事への適性が高いといえます。
| 丁寧に仕事をこなせる人
入力するデータは、個人情報や契約内容など、重要なものであることが多いです。一定の入力スピードと同時に、正確性が求められるため、目の前の仕事を丁寧にこなせる人向きといえます。
データ入力に求められるのは、ミスのないデータの提出です。「多少間違っていても気にしない」というおおらかなタイプではなく「細部まで確認し、完璧を目指したい」と考える人のほうが向いています。誰しもミスは起こすものですが、入力後に自分で再チェックを行い、ミスに気づいて修正できる力も必要です。
| PCの扱いに慣れている人
タイピングスピードやパソコンスキルは、データ入力において必須ではありません。しかし、ブラインドタッチができる、一定以上のタイピングスピードがある、ショートカットキーを使いこなしているなどのスキルを持っていれば、勤務開始直後からスムーズに働ける可能性があります。
過去に事務職やSE、SEOライターなどの経験があり、パソコンの知識や入力スキルを持つ人にとっては、知識やスキルが活用できます。勤務先によって使用ソフトなどは異なるものの、早い段階で適応可能です。
データ入力の仕事をする際のポイント
データ入力の仕事は、冒頭で紹介したとおり「きつい」「やめとけ」と言われるケースもあります。しかし、ポイントを理解しておくことで、スムーズに仕事をすることは可能です。ここでは押さえるべき3つのポイントを解説します。
| 情報の取り扱いに注意する
データ入力では、顧客情報や個人情報などの重要なデータを扱うケースが多く、情報の取り扱いには十分な注意が必要です。資料の持ち出しは厳禁です。「入力スペースには私用のスマホを持ち込まない」など、情報漏洩を防ぐためのルールが決められている場合は、しっかり守りましょう。
在宅ワークで自分のパソコンを使う場合は、必ずセキュリティソフトをインストールし、ウイルス対策を行います。仕事で得た情報を家族や友人に話したり、SNSに投稿したりする際には、機密情報が含まれていないかを確認しましょう。何気ない投稿や会話から、情報漏洩につながるリスクがあります。
| ミスがないようチェックを徹底する
データ入力は、スピード重視のイメージがあるかもしれませんが、同時に正確性も重要です。ミスは仕事の評価に大きく影響するため、納品前にタイピングミスや入力漏れなどがないか、チェックを徹底しましょう。
また、人名の場合「小坂と小阪」「掘口と堀口」「渡邊と渡邉」のように、読み方は同じでも異なる漢字であるケースも多いです。漢字の部首までチェックし、ミスを防ぎましょう。納期に余裕があれば、翌日など時間を置いてダブルチェックする方法もおすすめです。
| 一定時間ごとに休憩を取る
出勤してデータ入力の仕事をする場合は、休憩時間が設けられているケースが多いため、必ず席から立ち上がり、ストレッチをしたり水分補給をしたりしましょう。パソコンのディスプレイから目を離し、遠くを眺めたり少し目を閉じたりするとリラックスできます。
在宅ワークの場合も、タイマーなどをセットし、一定時間ごとの休憩を心がけましょう。長時間の作業は集中力の低下を招きます。適度な休憩は集中力の持続、仕事の効率アップにつながるため、「休憩も仕事のうち」と考えることが大切です。
データ入力の仕事に役立つスキル・知識
データ入力は、初心者でも応募できますが、データ入力バイトに「どの程度のスキルが必要?」と悩んでいる方もいることでしょう。ここでは、データ入力の仕事に役立つスキル・知識を3つ解説します。
| タイピングスキル
データ入力では、スピーディかつ正確な入力が求められます。パソコン初心者であれば、ホームポジションに指を置く練習から始め、タッチタイピングを目指してみましょう。ただ、タイピングのスピードは、業務に慣れるにしたがって自然と上がります。
仕事を始める前に、タイピングスキルを上げたい場合は、フリーソフトなどで練習してみましょう。ゲーム感覚でスキルを高められるソフトも多く、楽しく練習できます。
| OAスキル
データ入力の場合、就業先によって使用するソフトは異なります。ただ、WordやExcel、PowerPointなどのマイクロソフト系ツールや、メールの送信に関しては、基本的な操作・設定ができると良いでしょう。
基本操作とは、Wordの場合「書式設定」「表作成」「印刷」、Excelの場合「簡易的な関数」「表作成」などを表します。また、派遣会社によっては、OAスキル向上のため、無料の研修サービスを提供しています。自分のOAスキルに自信がないという方は、派遣会社に相談してみましょう。
| コミュニケーションスキル
データ入力自体は、1人でもくもくと行う作業です。しかし、電話応対+データ入力など、他の事務業務と組み合わせて行う仕事では、コミュニケーションスキルが求められます。
ただし、ここでのコミュニケーションスキルとは、社交性や話術ではありません。5W1Hを基本に、適切な内容を相手に伝えるスキルです。業務経験を積むなかで高まるスキルではありますが、スキルに不安がある人は、伝え方や伝えるタイミングを意識すると良いでしょう。
データ入力の仕事ならワポティ
データ入力の仕事を選ぶ際には、きついところと魅力を理解し、自分に向いているかどうかを判断することが重要です。情報の取り扱いや休憩時間の確保など、気をつけるべきポイントを踏まえたうえで仕事に取り組むことで、OAスキルやタイピングスキルアップにもつながります。
ワポティでは、初心者の方でも始めやすいデータ入力の案件を多数ご用意しています。専任のコーディネーターが、あなたに合った仕事選びを徹底的にサポートします。派遣が初めての方も、まずはお気軽にご相談ください。
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