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子育てママが派遣で働くメリット・デメリット!正社員になる方法も紹介
公開日:2025.02.26
更新日:2025.02.28
子育て中のママも、子どもが成長するにつれ働きたいと考え始めるのは自然なことです。さまざまな雇用形態がありますが、なかでも「派遣」は子育て中のママにとっておすすめの働き方です。家庭と仕事の両立がしやすい点は、大きなメリットと言えるでしょう。
本記事では派遣で働くメリット・デメリット、派遣とパートのそれぞれ向いている人の特徴、ワーママが派遣から正社員になる方法について紹介しています。
目次
- 子育てママが派遣で働くメリット
- 子育てママが派遣で働くデメリット
- 子育てママは派遣?パート?どっちで働くべき?
- 子育てママが派遣から正社員になる方法
- 子育てママが派遣を始める方法
- 子育てママの派遣ならワポティ
子育てママが派遣で働くメリット
子育てママは派遣社員として働くことで、自分の希望に合った職場を見つけやすく、無理なく仕事を続けることができます。派遣会社のサポートが受けられる点や、パート・アルバイトに比べて時給が高い点も大きなメリットです。
子育てママが派遣で働くことの具体的なメリットについて紹介します。
| 派遣会社が自分に合った仕事を紹介してくれる
派遣で働く最大のメリットの一つは、自分で求人を探す手間が省けることです。派遣会社には、多くの企業の求人情報が集まっているため、勤務時間帯や休日、仕事内容など、自分の希望に合った仕事を紹介してもらえる可能性があります。
「未経験歓迎」「職場に子育てママが多く、理解がある」などの希望も伝えやすく、「時短勤務」「在宅ワーク」「シフト調整の融通がしやすい」など、育児と両立しやすい職場を見つけることが可能です。
またスキルや希望条件を登録しておくことで、条件に合う仕事が出てきた際に、派遣会社から連絡をもらえる点もメリットと言えます。
| 派遣会社が労働条件を交渉してくれる
派遣で働く場合、勤務条件や給与の交渉を派遣会社が代行してくれるため、自分で企業と直接交渉する必要がありません。特に、勤務時間や残業の有無、休日の調整などは、派遣会社が間に入って条件を整えてくれるため、自分のライフスタイルに合った働き方をしやすくなります。
また、就業後に職場環境の問題が発生した場合も、すぐに派遣会社に相談できます。担当コーディネーターが企業との間に入ってくれるため、あまりストレスを感じずに問題を解決することができます。例えば、「残業が増えてきた」「業務内容が契約と異なる」といった場合も、派遣会社が企業と調整してくれるため、安心して仕事を続けられます。
| パートやアルバイトより時給が高い傾向にある
派遣の仕事は、パートやアルバイトに比べて時給が高めに設定されているケースが多いです。特に、事務職やコールセンター、軽作業などの職種では、パートよりも高時給で働けることが多く、短時間勤務でも効率よく収入を得られる点が魅力です。また、専門的なスキルがあれば、より高時給が狙えるため、稼ぎたいママにもおすすめです。
扶養内で働きたい場合も、勤務時間や時給を考慮しながら、適切な収入を維持できます。得た収入を家計の足しにしたいママにとって、少ない時間でより多くの収入を得られる派遣は、メリットのある働き方といえるでしょう。
| パートやアルバイトより福利厚生が充実している
派遣社員として働くと、派遣会社が提供する福利厚生を利用できます。産休・育休制度を利用できる派遣会社もあり、子育てママにとっては働きやすい環境です。特に大手派遣会社では、病児保育の利用、婦人科検診、ベビーシッターやレジャー施設の利用割引などの制度が利用できるケースもあります。もちろん一定の条件を満たせば、社会保険への加入や有給休暇の取得も可能です。
さらに、派遣会社によっては、キャリアアップのための研修やスキルアップ講座に力を入れているため、長期的なキャリア形成を考えている方は、積極的に利用しましょう。
| 業務内容が明確に決まっている
派遣の仕事は、契約時に業務内容が明確に決められているため、余計な業務を任されることは、ほとんどありません。正社員やパートの場合、最初に決まっていた仕事内容以外の業務を任されることもありますが、派遣社員は契約時に決められた範囲内で業務を行うことが基本です。
そのため、「急に仕事量が増えた」「業務範囲が広がり負担が大きくなった」といったことが起こりにくく、育児と両立しやすい環境を保てるのがメリットです。また、業務範囲が明確に定められているため、仕事に集中しやすく、効率よく働けるのも魅力です。また、業務範囲外の仕事を頼まれた場合、派遣会社に相談し、調整してもらうことができます。
子育てママが派遣で働くデメリット
派遣の仕事は、育児と両立しやすいメリットがある一方、契約更新の不安や、契約期間内の退職の制限、業務範囲の制約などのデメリットがあるため、あらかじめ理解した上で働き方を選ぶことが大切です。ここでは、派遣で働く際に注意すべきポイントについて詳しく解説します。
| 契約の更新が保証されているわけではない
派遣社員として働く場合、契約更新の保証はなく、次の契約が決まるまでの不安定さはデメリットの一つです。契約の更新は、派遣先企業の業務状況や派遣社員の評価によって決まるため、どれだけ仕事を頑張っても更新されない可能性があります。
特に、業務縮小や人員整理が行われる際には、契約が打ち切られる可能性も否定できません。また法律上、同じ派遣先で働けるのは、原則3年までです。長期的な雇用を希望する場合は、契約満了後のキャリアプランを考えておく必要があります。
| 契約途中での退職が原則として認められていない
派遣の仕事は、契約期間が定められているため、途中で退職することが難しいこともデメリットです。パートやアルバイトの場合、事前に相談すれば比較的自由に退職できることが多いですが、派遣では契約満了まで働くことが前提となります。
派遣の場合、契約期間途中での退職は、派遣会社や派遣先企業に迷惑をかけることになるため、今後の仕事探しに影響を及ぼすかもしれません。しかし、子育て中のママは、子どもの急な体調不良や家庭の事情で継続した勤務が難しくなることも考えられます。できるだけ事前に継続が可能かを確認し、急な退職が必要になった場合は、派遣会社に相談し、できるだけ円満な契約終了を目指しましょう。
| 重要な仕事を任せてもらえない
派遣社員は、正社員と比べて業務範囲が明確に決まっています。これはメリットとなる一方、キャリアアップを目指す人にとっては、責任のある仕事を任されにくく、スキルアップの機会の少なさをデメリットと感じる可能性があるでしょう。
契約内容に沿った業務が基本のため、幅広い経験を積むことが難しく、単調な業務になりがちです。正社員と同じ職場で働いていても、会議への参加が制限されたり、昇進のチャンスがなかったりと、長期的なキャリア形成には不利な側面もあります。
子育てママは派遣?パート?どっちで働くべき?
派遣は時給が高く、効率よく収入を得られるのがメリットですが、契約期間が決まっているため、安定性には欠ける面もあります。一方で、パートはシフトの調整がしやすく、長期的に働けるメリットがあります。それぞれの働き方の特徴を理解し、自分のライフスタイルに合った働き方を選びましょう。
| 派遣が向いている人
派遣が向いているのは、短期間で効率よく収入を得たい人や、特定のスキルを活かしたい人です。派遣の仕事は時給が高めに設定されていることが多いため、短時間勤務でもしっかりと収入を得られます。
特に、事務職やコールセンターなど、専門的なスキルが求められる職種では、経験や資格があればさらに好条件で働ける可能性があります。また、派遣は6カ月や1年など契約期間が決まっているため、「子どもが3歳になるまで」など期間限定で働きたいママにも適した働き方です。
また、派遣会社のサポートが受けられるため、育児と両立しやすい仕事を見つけやすい点もメリットの一つです。シフトの融通が利く職場や時短勤務可能な企業を紹介してもらえることもあります。
| パートが向いている人
パートが向いているのは、長期的に安定して働きたい人や、育児とのバランスを重視したい人です。パートの仕事は、勤務時間の融通が利きやすく、家庭の都合に合わせてシフトを調整しやすい特徴があります。
特に、子どもの学校行事や急な体調不良にも対応してもらいやすいため、育児中のママには働きやすい環境といえます。さらに長く働くことで職場に馴染み、慣れた環境で安定した収入を得られることもメリットです。ただし、時給が低めに設定されていることが多いため、短時間勤務では十分な収入を得にくい場合があります。
また、パートは契約期間の縛りがないため、柔軟に働ける点もメリットです。長期間同じ職場で働き続けたい場合や、育児との両立を最優先したい場合は、パートの方が向いているでしょう。
子育てママが派遣から正社員になる方法
子育て中のママが派遣から正社員になることは、決して不可能ではありません。派遣で実務経験を積み、スキルを高めたうえで、自分に合った職場を見つけることも可能です。
正社員を目指すには、紹介予定派遣を利用する、派遣先で直接雇用のオファーを受ける、無期雇用派遣で働く、転職活動をするなど、いくつかの方法があります。ここでは、ママが派遣から正社員を目指すための具体的な方法を紹介します。
| 紹介予定派遣として働く
紹介予定派遣とは、一定期間派遣社員として働いた後、派遣先企業と本人の合意の元で、直接雇用である正社員や契約社員などに登用される制度です。通常の派遣よりも正社員になれる可能性が高く、長期的な雇用を目指す人には適した方法です。
企業側も派遣期間中に適性を見極められるため、ミスマッチを防ぎながら採用を進められる点が特徴です。子どもが小さいうちに紹介予定派遣の求人を探し、計画的にキャリアを積むことで、正社員への道が開けます。
| 正社員型派遣として登用される
正社員型派遣(無期雇用派遣)とは、派遣会社と正社員の雇用契約を結ぶ働き方です。通常の派遣社員は、契約期間が決まっており、次の更新が不確定ですが、無期雇用派遣の場合、派遣会社が雇用を保証してくれるため、継続的に働けます。一般的な派遣の「3年ルール」も適用されません。
さらに、派遣先が変わっても雇用契約は維持されるため、収入が途切れるリスクを抑えながら働けます。フルタイム勤務が基本のため、柔軟な働き方は難しくなるものの、いろいろな環境で働きたい、安定した環境で働きたいと考える人向きの働き方です。
| 派遣された企業で正社員になる
長期間派遣社員として働き、企業側が派遣社員の仕事ぶりを評価し、「この人に長く働いてほしい」と判断した場合、正社員登用のオファーを受けることがあります。特に、人手不足の業界や、専門スキルが求められる職種では、優秀な派遣社員を正社員として採用する可能性が高くなるでしょう。
実際に正社員になれるかどうかは、企業の方針や状況によりますが、派遣先で積極的に業務に取り組み、スキルを磨くことで、チャンスをつかめます。
| 正社員を目指して転職活動する
派遣の仕事を続けながら、並行して正社員の求人を探すことも一つの方法です。派遣社員として経験と実績を積み、スキルアップすることで、転職市場での評価も高まり、より条件の良い職場を見つけやすくなります。
おすすめは、転職サイトや人材紹介サービスの活用です。特に派遣先企業で正社員登用の見込みがない場合や、より良い待遇の職場を探したい場合には、積極的に転職活動を行いましょう。面接対策や履歴書の作成など、計画的に準備を進めることも大切です。
子育てママが派遣を始める方法
派遣の仕事は、自分の希望条件に合った職場を選べることが魅力です。しかし、応募、登録や面談、職場見学など、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは、ママが派遣で働くまでの流れを詳しく解説します。
| 派遣会社が出している希望の求人を探して応募する
まず、派遣会社の求人情報をチェックし、自分の希望に合った仕事に応募する必要があります。求人情報は、派遣会社の公式サイトや求人情報サイト、情報誌などで見つけましょう。
自分で探すことが難しい場合は、派遣会社のコーディネーターに希望を伝えて、仕事を紹介してもらうことも可能です。「短時間勤務」「扶養内」など、できるだけ具体的に伝えます。応募前には求人内容や業務内容、求められているスキルをしっかり確認し、自分に合った職場かどうかを見極めましょう。
| 派遣会社に登録する
派遣会社を利用するには、登録が必要です。公式サイトから必要な情報を入力し、オンラインで簡単に登録できる派遣会社も増えています。登録完了後、派遣会社の担当者から電話やメールで連絡があり、詳細な登録手続きや次のステップについて案内されます。
多くの派遣会社では、登録会や説明会への参加が求められるため、スケジュールを確認して事前に予約をしておくとスムーズです。登録を済ませることで、求人紹介を受けたり、派遣の仕事に応募したりする準備が整います。
| 面談する
派遣会社に登録すると、担当者との面談が行われます。面談の主な内容は、これまでの職歴やスキル、希望する勤務条件、家庭の状況に関するヒアリングです。例えば、「自宅から30分以内の会社で働きたい」「子どもがいるので時短勤務が希望」など、具体的な希望を伝えることで、より自分に合った仕事を紹介してもらいやすくなります。
派遣会社によっては、スキルチェックが実施されます。特に事務職希望の場合は、パソコンの基本操作(タイピングやWord、Excelのスキル)を確認されることもあるため、リラックスしてチェックを受けましょう。
| 職場見学する
希望の仕事または紹介された仕事に応募したあとは、職場見学ができます。職場見学では、仕事内容や職場の雰囲気、働く環境について詳しい説明があります。
場合によっては、派遣先の担当者との軽い面談が行われることもあり、気になることや疑問点があれば、このタイミングでしっかり質問しておくことが大切です。例えば、「育児と両立しやすい勤務体制か」「未経験から働いている人はいるか」など、自分の働き方やスキルに合っているかを確認しておくことで、就業後のミスマッチを防げます。
| 仕事を開始する
派遣先企業と求職者の双方が合意すれば、正式に就業が決まり、勤務開始となります。もし合意に至らなかった場合は、別の仕事を紹介してもらうことも可能です。焦らず、自分に合った職場を選びましょう。
勤務開始後も、派遣会社が間に入ってサポートしてくれる点は大きなメリットです。困ったことがあれば、派遣会社の担当者にすぐに相談しましょう。また担当者とは、定期的に面談が設けられているため、定期的なサポートが受けられる点も安心です。
子育てママの派遣ならワポティ
子育てと仕事の両立を考えるママにとって、派遣は自分の希望に合った働き方ができるおすすめの選択肢です。派遣会社のサポートを受けながら、自分に合った職場を見つけられるほか、時給や福利厚生の面でもメリットがあります。
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