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派遣と契約社員の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説

公開日:2024.05.27

更新日:2024.05.29

派遣社員と契約社員の大きな違いは、雇用主です。そのほか、給与形態や勤務期間など異なる点もいくつかあります。

本記事では「契約社員より派遣のほうがいい?」「派遣から契約社員になるメリットはある?」など、派遣社員と契約社員の違いについて悩んでいる方向けに、それぞれの特徴とメリット・デメリット、派遣社員から契約社員を目指す場合の注意点について解説します。

派遣と契約社員の違いとは?

派遣と契約社員の違いとは?
 
派遣社員と契約社員が大きく違う点は、雇用主です。派遣社員の場合、派遣会社と雇用契約を結びますが、契約社員は「社員」であり、直接雇用主である企業と契約します。ここでは派遣社員と契約社員の違いをわかりやすく解説します。
 
なお、パートとの違いについては、下記の記事にて詳しく説明しています。
 
【関連記事】

派遣とパートの違いは?向いている人や主婦/主夫におすすめの働き方も紹介
 

| 派遣社員とは

派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社を通じて紹介された企業で就業します。雇用主は派遣会社です。給与の支払い・福利厚生は、派遣会社が行い、実際の業務指示は、派遣先企業が行います。派遣社員の働き方は、主に次の3つです。
 
派遣社員の働き方
 

| 契約社員とは

契約社員とは、有期労働契約を結んだ社員のことを指す言葉です。法律では、契約期間について原則最長3年、専門職など特定の条件がある場合は5年と定められています。
 
―――
第十四条 労働契約は、期間の定めのないものを除き、一定の事業の完了に必要な期間を定めるもののほかは、三年(次の各号のいずれかに該当する労働契約にあつては、五年)を超える期間について締結してはならない。
 
一 専門的な知識、技術又は経験(以下この号及び第四十一条の二第一項第一号において「専門的知識等」という。)であつて高度のものとして厚生労働大臣が定める基準に該当する専門的知識等を有する労働者(当該高度の専門的知識等を必要とする業務に就く者に限る。)との間に締結される労働契約
 
出典:労働基準法 第二章 労働契約(昭和二十二年法律第四十九号)
―――
 
このような法律を見ると、契約社員には期間の定めがあり、同一企業で働き続けることはむずかしいと感じるかもしれません。しかし、契約更新を繰り返すなどして、5年間継続して働いた場合、本人が申し出ることで無期雇用への転換もできます。
 

| 派遣社員と契約社員の大きな違い

派遣社員と契約社員のもっとも大きな違いは雇用主(雇用形態)ですが、ほかにもさまざまな違いがあります。違いについて、表にまとめました。
 
派遣社員と契約社員の大きな違い
 

派遣社員のメリット

派遣社員のメリット
 
派遣社員として働くことで得られるメリットが気になる方もいることでしょう。ここでは、主に3つのメリットについて解説します。
 

  • ・就業先との間に入ってもらえる
  • ・研修サポートが整っており未経験でも働きやすい
  • ・大手企業で働きやすい

 

| 就業先との間に入ってもらえる

派遣社員の場合、基本的なやりとりは派遣会社が行ってくれます。例えば、給与、仕事の内容、職場環境などに関する交渉も派遣会社と派遣先企業が直接話し合うことになるため「直接言いにくい、気まずい」といった心配はありません。
 
また「労働者派遣法」により、派遣先が労働者を面接することは禁じられています。直接派遣先の企業で面接を受けることはありませんが、紹介予定派遣の場合は面接が発生する可能性があります。
 

| 研修サポートが整っており未経験でも働きやすい

派遣会社に登録すると、スキルチェックを受けたり、実際の現場で役立つ研修を受けたりできることがあります。資格取得やスキルアップに関するサポートの内容自体は派遣会社により異なるため、登録前に確認しておくと良いでしょう。
 
未経験の業務に就きたい場合は、まずは派遣会社に相談し研修を受けさせてもらいましょう。研修が充実している点は、契約社員との大きな違いといえます。
 

| 大手企業で働きやすい

派遣社員を募集する企業は、大企業が多いです。正社員採用は狭き門だとしても、派遣社員であれば働けるチャンスが広がります。また大手企業の場合、きれいなオフィスや休憩スペース、ランチスペースなどが整っていることも多いです。
 
こういった施設は、派遣社員も利用できることが一般的です。「大手企業で働いてみたい」と考える方にとって、派遣社員はおすすめの働き方といえます。
 

派遣社員のデメリット

派遣社員のデメリット
 
派遣社員の場合、契約期間があります。この点から、派遣社員の3つのデメリットを解説します。
 

  • ・長期的なキャリアが積みにくい
  • ・キャリアアップが目指しにくい
  • ・仕事の業績が給与に反映しない

 

| 長期的なキャリアが積みにくい

派遣社員は、一般的に同じ組織で3年以上働くことができません。また、リーマン・ショックが起きた際に話題になった「派遣切り」のように、派遣先の経営状況に左右されやすい傾向があります。もちろん正社員にも倒産・解雇のリスクはあるものの、常用雇用以外の派遣社員は安定した雇用を得にくい立場です。
 
専門スキルが求められる仕事以外は、簡単な仕事を任されやすく、長期キャリアを積みたい方にとっては不向きといえます。
 

| キャリアアップが目指しにくい

派遣社員の場合、契約以外の業務を任されることはありません。これはメリットである一方、範囲外の仕事に関わるチャンスがない、キャリアアップのチャンスがもらえないというデメリットでもあります。
 
実際に勤務し、ライフスタイルや考え方の変化などで、あとからキャリアアップを目指したいと考えても、業務内容を大幅に変えることは困難です。
 

| 仕事の業績が給与に反映しない

派遣社員が実際に働く場所は、派遣先であり、派遣先の上司などの指示に従います。しかし、雇用契約を結んでいるのは派遣会社のため、社内の改善などの目立った実績を挙げたとしても、派遣先から昇給・昇格についての話が出るわけではありません。昇給を希望する場合は、自ら派遣会社との交渉が必要です。
 
「働くモチベーションを保つために、評価される環境で働きたい」と考える方にとっては、不向きな働き方といえます。
 

契約社員のメリット

契約社員のメリット
 
契約社員の場合、企業と直接契約していることから、派遣社員にはないメリットがあります。次の3つのメリットについて解説します。
 

  • ・交通費が別途支給されることが多い
  • ・さまざまな業務が経験できる
  • ・正社員になれる可能性がある

 

| 交通費が別途支給されることが多い

派遣社員は時給が高い一方、交通費が給与に含まれているケースや上限が設定されている場合もあります。そのため遠方の勤務地で働くと、収入が減ってしまいます。しかし、契約社員の場合、正社員と同じく、別途交通費が支給されることが多いため、多少遠い勤務先であっても、交通費の負担を心配せずに働けます。
 
また、契約社員は勤務先の福利厚生が適用されるため、派遣社員よりも恩恵に預かれる内容が多いです。ただし、交通費や福利厚生については企業により異なる部分も大きいため、あらかじめ確認することをおすすめします。
 

| さまざまな業務が経験できる

契約社員の場合、派遣社員と違って、さまざまな業務に関わるケースが多いです。正社員と同じような仕事を任されることも多く、スキルアップやキャリアアップにもつなげやすいでしょう。
 
企業によっては責任のある仕事を任せられるケースもあります。働きぶりも直接評価されやすく、やりがいを感じやすい働き方といえます。
 

| 正社員になれる可能性がある

契約社員は就業先企業と直接契約をしているため、派遣社員よりも正社員になりやすいといえます。企業側から見た場合も、新しい人を雇用して一から育成するよりも、すでに社風や仕事内容を理解している契約社員を社員として雇用するほうが採用のハードルは低くなります。
 
契約社員として入社し、正社員を目指そうとしているのであれば、正社員登用制度の有無と、これまでに契約社員から正社員になった人の数を確認しておくと良いでしょう。
 
ただ、最初は派遣社員として働き、のちに正社員登用を目指す方法もあります。
 
【関連記事】

派遣社員から正社員登用されるには?直接雇用のメリット・デメリットを紹介
 

契約社員のデメリット

契約社員のデメリット
 
契約社員は直接契約のため、派遣会社のような第三者のサポートは受けられません。そのことを踏まえて、3つのデメリットについて解説します。
 

  • ・転職活動を自分でしなければならない
  • ・雇用期間が決まっている
  • ・正社員に比べると昇給や昇格の機会が少ない

 

| 転職活動を自分でしなければならない

契約社員の場合、契約終了後は、自分で一から仕事を探す必要があります。会社は契約終了30日前に契約更新の有無について通知する義務があるものの、契約更新できなければ、一定期間後は無職です。働きながら転職活動をしなければならないため、精神的・体力的な負担もあります。
 
一方、派遣社員の場合、常用型派遣であれば、次の職場が決まるまでの間も給与が支払われます。登録型派遣の場合も派遣会社の担当者が一緒に仕事を探してくれるため、心強いでしょう。
 

| 雇用期間が決まっている

契約社員にも、雇用期間が決められています。1回の契約で働ける期間は基本的に3年です。契約満了後には再契約となる可能性もありますが、本人のスキルや実績に問題がないとしても、会社の経営方針や業績次第で、契約更新されないケースもあります。
 
また、最短契約期間に関する決まりはないため、企業により契約期間は異なります。「3年以上同じ会社で働きたい」「雇用の安定性を求めたい」と考えるのであれば、正社員を目指したほうが良いでしょう。
 

| 正社員に比べると昇給や昇格の機会が少ない

派遣と比べると、直接契約の契約社員は、昇給・昇格の機会が多いです。しかし、正社員と比べると、昇給・昇格の機会は少なくなります。また、正社員と比較すると、重要なプロジェクトのメインメンバー等に選ばれる可能性も低く、積極的にキャリアアップを考える方にとっては不向きです。
 
また、契約社員に関しては、企業によって福利厚生や業務内容、労働状況が異なります。求人情報だけを鵜呑みにせずに、現場の声を聞いたり口コミをある程度参考にしたりと、事前にしっかりと情報収集することをおすすめします。
 

派遣社員と契約社員どちらかで悩む場合

派遣社員と契約社員どちらかで悩む場合
 
派遣社員と契約社員、どちらもメリット・デメリットがあります。そのうえで、自分に合うのはどちらの働き方なのか悩んでいる方もいることでしょう。
 
ここでは、それぞれの働き方に向いているタイプについて解説します。
 

| 派遣社員に向いてる人の特徴

 
派遣社員に向いている人の特徴は、次の通りです。
 

  • ・決まった業務だけをこなしたい人
  • ・大手企業や有名企業で働いてみたい人
  • ・まだやりたい仕事が決まっていない(いろいろな仕事を経験したい)人
  • ・自分で交渉することが苦手な人

 
派遣社員は契約社員と比べると、業務内容がしっかりと決まっているため、気楽に働けることが多いです。残業や休日出勤もほとんどなく、仕事とプライベートの両立もしやすいでしょう。
 
未経験からチャレンジできる仕事も多く、「やりたいことは明確ではないものの大手企業で働きたい」という方にもおすすめです。また、直接派遣先と交渉する必要もありません。気になる点は派遣会社の担当者に伝えることができるため、安心感があります。
 

| 契約社員に向いている人の特徴

 
契約社員に向いている人の特徴は、次の通りです。
 

  • ・やりがいをもって働きたい人
  • ・キャリアアップを目指したい人
  • ・やりたい業務が明確であり、関連する仕事に就きたい人

 
契約社員は、直接雇用のため、自ら積極的に行動し、交渉にも挑めるタイプの人向きです。実績が昇給にもつながりやすいため、やりがいを持って働きたい人にも良いでしょう。
 
派遣社員と比べると仕事の幅が広いため、あらかじめ明確なキャリアプランを描いておくことで、自らの目標を実現しやすくなります。
 

派遣社員から契約社員を目指す方法

派遣社員から契約社員を目指す方法
 
派遣社員から契約社員を目指す方法に、「紹介予定派遣」の求人への応募があります。紹介予定派遣とは、派遣先企業への直接雇用を前提として働く派遣の形態です。最長6ヶ月の期間、派遣社員として働いたのち、双方の合意を持って直接雇用への切り替えが可能です。
 
ただし、紹介予定派遣で働いたからといって、確実に正社員や契約社員になれるわけではありません。スキル不足や企業の経営方針等により、契約終了となるケースもあります。
 

派遣社員から契約社員を目指す際の注意点

派遣社員から契約社員を目指す際の注意点
 
派遣社員から契約社員を目指す場合の注意点は、次の通りです。
 

  • ・給料の額について確認する
  • ・雇用形態や雇用期間を確認する

 
派遣社員は時給制が多いですが、契約社員は月給制が多いです。そのため時給で換算すると、派遣時代よりも給与が下がってしまう可能性もあります。「直接雇用=給料が増える」と思い込まず、必ず契約条件を確認しましょう。
 
また、契約社員も派遣社員と同様に、契約期間が決められています。必ずしも雇用が安定するとはいえない点に注意が必要です。契約期間について明記されているか、あらかじめ確認しておきましょう。合わせて正社員登用制度の有無や、実際正社員になった人の数も聞いておくと良いでしょう。
 

派遣社員と契約社員の特徴を把握しておこう

派遣社員と契約社員の特徴を把握しておこう
 
派遣社員と契約社員には、雇用主や給与計算の方法、福利厚生、サポートの有無など、いくつもの違いがあります。それぞれメリット・デメリットと特徴があるため、自分のキャリアプランや性格などを踏まえたうえで、自分に合った働き方を選ぶと良いでしょう。
 
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