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50代女性におすすめの仕事は?強みや探し方のポイントなどを解説
公開日:2024.12.31
更新日:2025.01.07
50代になると、体力やライフスタイルの変化に伴い、働き方を見直す女性も多いのではないでしょうか。また、子育てが一息ついて自分の時間が増え、「仕事をしてみようかな」という思い始めるのも50代という年代の特徴です。
ただ、いざ仕事探しを始めるとなると、どのような仕事を選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで本記事では、50代の働き方や働くうえでの強み、おすすめの仕事などを解説します。
50代女性の働き方は4種類
50代にとって働き方の選択肢は、大きく分けて4つあります。
・派遣社員
・パート・アルバイト
・個人事業主
・正社員
ここではまず、それぞれの働き方について特徴やメリット・デメリットを紹介します。
| 派遣社員
派遣社員は柔軟な働き方ができる働き方の一つです。家事や家族の世話と両立したい場合でも、自分の都合に合わせて勤務時間や日数を選べるため、ワークライフバランスを維持しやすいというメリットがあります。
また、派遣にはさまざまな種類の仕事が登録されています。中には事務職や販売職など、これまでの経験を活かせる仕事も見つけられるでしょう。派遣会社によっては研修制度や福利厚生が充実している場合があり、新たなキャリアに挑戦することも可能です。
ただし、派遣社員は雇用期間が限られています。「3年ルール」と呼ばれる制度があるため、基本的には同じ職場で働けるのは3年間だけです。
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| パート・アルバイト
パート・アルバイトは勤務時間が比較的短く、空いた時間を有効活用できる点が魅力です。家事や趣味の時間と両立させたいと考えている50代女性に向いています。
特定のスキルや経験が必要ない場合も多く、未経験から始められる仕事も多いです。近所の店舗で働けば、通勤時間を短縮できるのもメリットです。
しかし、パート・アルバイトは時給が低い傾向にあり、収入面で不安が残ります。また、社会保険や福利厚生が充実していない場合も多い点は留意が必要です。
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| 個人事業主
50代女性の中には、今までの経験やスキルを活かして、個人事業主として独立する道を選ぶ人もいます。個人事業主は料理教室やハンドメイド作品の販売、Webライターなど、自分の得意分野で活躍できるのが魅力です。
自分の裁量で仕事を進められる自由度の高さも大きなメリットです。時間や場所に縛られずに働きたいという女性に向いています。
一方、事業を軌道に乗せるまでには時間と努力が必要で、収入が安定しない時期もあることを覚悟しなければなりません。
| 正社員
正社員は、安定した収入と充実した福利厚生を得られるという点がメリットです。また、責任ある仕事に挑戦したい、キャリアアップを目指したいという女性にも適しています。
企業によっては50代を対象とした中途採用を積極的に行っている場合もあり、これまでの経験やスキルを活かして活躍できるチャンスがあります。
しかし、正社員として働くには、体力的な負担や責任の重さ、人間関係の複雑さなど、考慮すべき点も少なくありません。
50代女性だからこそ輝ける仕事上の強み
50代になると、体力面では若い世代に劣る部分もあるかもしれません。しかし、長年培ってきた経験やスキル、人生経験は大きな強みとなります。
ここでは50代女性だからこそ輝ける仕事上の強みを3つ紹介します。
| 仕事や人生において豊富な経験がある
50代女性は仕事や人生において豊富な経験を積んでいます。長年培ってきた仕事のスキルや知識は、即戦力としてさまざまな場面で活かすことができるでしょう。
また、子育てや介護など、人生経験を通して得たコミュニケーション能力や問題解決能力も仕事に役立ちます。相手の気持ちを理解し、共感しながらコミュニケーションをとる能力は、職場の人間関係を円滑にするだけでなく、顧客対応などでも大きな力を発揮します。
| ある程度の社会性が身についている
50代女性は社会人としてのマナーや常識が身についており、周囲への配慮もできる人が多いです。社会人としてのマナーや常識は、円滑な人間関係を築くうえで非常に重要な要素です。
例えば、仕事仲間やお客様に対して失礼な言動をとったり、場の雰囲気を壊したりすることが少ないため、安心して仕事を任せてもらえます。また、落ち着きや包容力があるため、周囲に安心感を与えることもできます。
| 時間に融通が利きやすい
50代女性は時間に融通が利きやすく、企業がさまざまな仕事を任せやすい傾向にあります。子育てが一段落したり、配偶者が退職を迎えたりと、ライフステージの変化を迎える人が多いためです。
急な残業や休日出勤に対応できる場合もあり、企業にとっては貴重な戦力となります。このように自身のライフスタイルに合わせて、柔軟な働き方を選択できるという点も50代女性の強みといえるでしょう。
50代女性が仕事を探す際のポイント
50代からの仕事探しは、若い頃とは異なる視点で求人を見る必要があります。同じような探し方をしても、自分の強みをうまく発揮できない可能性があるでしょう。
ここでは、50代女性が仕事探しをスムーズに進めるためのポイントを3つご紹介します。
| 希望する働き方や条件を明確にする
50代で仕事を探す際は、まず「どのような働き方をしたいのか」「どんな条件を重視するのか」を明確にすることが大切です。勤務時間や曜日、休日の希望だけでなく、「通勤時間はどれくらいまでなら許容できるか」「自宅から近い方が良いか」「座り仕事か立ち仕事か」など、具体的な条件を書き出してみましょう。
ワークライフバランスを重視したいのか、収入を重視したいのか、スキルアップを目指したいのかなど、優先順位を整理することも重要です。自分に合った仕事を見つけやすくなるだけでなく、面談の際にも自分の希望をスムーズに伝えることができます。
| 自分のスキルや体力に見合った仕事を選ぶ
50代になると、体力や健康面が気になる方も多いでしょう。立ち仕事や重労働を伴う仕事は、体力的に厳しいと感じる可能性があります。無理のない範囲で働けるよう、仕事内容をよく確認しましょう。
厚生労働省のデータによると、50代の就業中の死傷者数は他の年齢層と比較して高くなっています。
健康状態や体力に不安がある場合は、事前に医師に相談するのも良いでしょう。企業によっては、健康診断や体力測定を実施している場合があります。自分の体力や健康状態を把握し、無理なく働ける仕事を選びましょう。
| 50代ならではの経験を活かせる仕事を探す
長年の仕事や人生の経験を活かせる仕事を探してみましょう。経験を活かせる仕事だと、スムーズに仕事を始めることができ、自信を持って活躍できます。
今までに仕事をした経験がない場合でも、子育てなどで培ったコミュニケーション能力や問題解決能力など、活かせるスキルはたくさんあります。これらのスキルをアピールすることで、企業に魅力を感じてもらえる可能性があります。
50代女性におすすめの仕事
50代女性は豊富な経験やスキル、人生経験から得た知恵を活かして、さまざまな分野で活躍することができます。ただ、「どのような仕事があるのかわからない」という人も多いでしょう。
ここでは、50代女性におすすめの仕事を具体的にご紹介します。
| 事務
事務職は、長年の社会経験で培ってきた事務処理能力やコミュニケーション能力を活かせる仕事です。ワードやエクセルなどのソフトを使いこなせる方は、多くの企業で需要があります。正確に書類作成したり電話対応をスムーズに行ったり、今までの経験を活かせる場面が多いでしょう。
一般事務のほかに、経理事務や医療事務など、専門知識を活かせる仕事もあります。企業によっては、時短勤務やフレックスタイム制など柔軟な働き方ができる場合があり、ワークライフバランスを重視したい方にもおすすめです。
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| 軽作業
軽作業は体力的な負担が少なく、自分のペースで働ける仕事です。商品の梱包や仕分け、ラベル貼り、検品など、比較的単純な作業が多く、未経験者でも安心して始められます。
工場や倉庫内での作業が中心となるため、空調が完備されているなど、快適な環境で働ける場合が多いのも魅力です。集中して作業に取り組みたい方や、モクモクと作業するのが好きな方に向いています。
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| 工場・ピッキング
工場や倉庫内でのピッキング作業も、50代女性に人気の仕事です。指定された商品を棚から集めてくる作業が中心となるため、未経験者でもすぐに覚えられます。
体を動かす仕事なので、適度に運動不足を解消したい方にもおすすめです。また、多くの企業で作業マニュアルが整備されているため、安心して作業に取り組めます。
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| 調理補助
料理が好きな方や家庭で培った調理経験を活かしたい方におすすめなのが、調理補助の仕事です。病院や学校、保育園などの給食を作る厨房で、食材のカットや盛り付け、食器洗いなどの補助作業を行います。
大量調理の現場を経験できるため、家庭料理のレパートリーが増えるというメリットもあります。チームで協力して作業を進めるため、コミュニケーション能力も活かせます。
| 介護
高齢化社会が進む中、介護業界では人材不足が深刻化しており、50代女性の活躍が期待されています。食事や入浴、排泄などの介助のほか、レクリエーションや外出のサポートなど、さまざまな業務を通して高齢者を支える仕事です。
人の役に立ちたいという思いやりのある方に最適です。介護福祉士などの資格を取得し、キャリアアップを目指すことも可能です。
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| コールセンター
コールセンターはお客様からの電話に対応する仕事です。商品やサービスに関する問い合わせ対応、注文受付、予約受付など、企業によって業務内容はさまざまです。
コールセンターは丁寧な言葉遣いやコミュニケーション能力が求められます。ただ、50代女性は長年の社会経験で培ってきたコミュニケーション能力を十分に活かすことができるでしょう。
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| 受付
受付は企業や病院などの顔として、来客対応を行う仕事です。来客者の案内や受付、電話対応、郵便物の受け取りなどを行い、企業のイメージアップに貢献します。
明るく笑顔で対応できる方や丁寧な言葉遣いができる方に向いています。臨機応変な対応が求められる場面も多く、状況に応じて適切な判断ができる能力も必要です。
| 清掃
清掃の仕事は、オフィスビルや商業施設、病院など、さまざまな場所で清掃業務を行います。床の掃除機かけやモップがけ、トイレ掃除、ゴミ回収などを行い、清潔な環境を維持します。
体力を使う仕事ではありますが、自分のペースでモクモクと作業を進めたい方に向いています。未経験者でも安心して働ける仕事です。
| 保育士
子どもが好きな方や子育て経験を活かしたい方におすすめなのが、保育士の仕事です。保育園や幼稚園で、子どもたちの成長をサポートする、やりがいのある仕事です。
子どもたちの身の回りの世話をするだけでなく、遊びや学習を通して、心身の成長を促します。
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| 看護師
看護師は病院やクリニックなどで、医師の指示のもと、患者さんのケアを行う仕事です。病気や怪我の治療の補助、点滴や注射、患者の状態観察など、専門的な知識と技術が求められます。
体力を使う仕事ではありますが、人々の健康を支える、社会貢献度の高い仕事です。
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50代から派遣の仕事を始めるならワポティ
50代女性はライフスタイルや体力の変化をきっかけに働き方を見直すことが多いです。働き方は「派遣社員」「パート・アルバイト」「個人事業主」「正社員」の4種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。自分のスキルやライフスタイルに合った働き方を選び、活躍できる職場を見つけましょう。
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