職種
介護派遣はやめたほうがいいって本当?パートとの違いやメリットデメリットを解説
公開日:2024.10.22
更新日:2025.07.28
介護派遣には、時給の高さや柔軟な働き方が選択できる点など、さまざまな魅力があります。その一方で、3年以上同一事業所で働けないなどの注意点もあるため、魅力と注意点の両方を理解したうえで仕事を選ぶことが大切です。
本記事では「やめたほうがいい」「介護派遣の方がいい」と、意見が分かれる介護派遣について魅力やパートなど直接雇用との違いについて解説します。
目次
- 介護派遣とは
- 介護派遣は「やめたほうがいい」って本当?
- 介護派遣のメリット
- 高時給で収入アップが期待できる
- 柔軟な働き方でプライベートと両立しやすい
- 未経験者やブランクがあっても働きやすい
- 派遣会社の手厚いフォローが受けられる
- 自分に合った職場を選びやすく選択肢が広い
- 人間関係のリスクを抑え、合わない職場は変更できる
- 残業が少なく有給休暇も取得しやすい
- 介護派遣の魅力
- 介護派遣がおすすめな人
- 介護派遣会社を選ぶときに気をつけたいポイント
- 1. 求人数と取り扱い施設の種類
- 2. コーディネーターやサポート体制の充実度
- 3. 給与・福利厚生・手当の条件
- 4. 希望条件にどこまで対応してもらえるか
- 5. 未経験・ブランクOKの求人や研修制度の有無
- 6. 派遣先での直接雇用への切り替えサポート
介護派遣とは
介護派遣とは、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先である施設にて介護業務を行う働き方です。まずは派遣と介護職、それぞれの内容について詳しく解説します。
| 派遣とは
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び、実際の業務指示は派遣先企業から受ける働き方です。派遣のシステムと派遣の3つの種類、正社員・パートとの違いについてわかりやすく紹介します。
派遣の仕組み
派遣は、雇用契約を結ぶ相手と、実際の業務指示を受ける相手が異なる働き方です。派遣会社と雇用契約を結ぶため、給料も派遣会社から支払われます。福利厚生も、派遣会社のルールが適用されます。
ただし、実際の業務指示は派遣先(施設)から受けます。3ヶ月、6ヶ月など定期的に契約更新の確認があり、双方の合意があれば更新されます。ただ、登録型派遣の場合、ひとつの派遣先で同じ業務に携われるのは最長3年までです。他にもスポットや短期など、さまざまな派遣の働き方があります。
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派遣の種類
一般的な派遣には、派遣会社に登録する「登録型派遣」、派遣元会社の正社員として派遣先で働く「正社員型派遣」、派遣元会社と期間の定めなく契約を結ぶ「無期雇用派遣」があります。「正社員型派遣」「無期雇用派遣」は、安定して長期的に働きたい方におすすめです。
最初は派遣でスタートし、将来的に派遣先での正社員雇用を前提とした「紹介予定派遣」もあるため、将来的な自分の働き方やキャリアアップを踏まえたうえで、選択すると良いでしょう。
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派遣社員と正社員やパートの違い
派遣社員と正社員・パートの違いを下記表にまとめました。
派遣社員と正社員・パートは、同じ施設で働いていても、雇用主や給与形態、福利厚生などが異なります。派遣社員は、勤務時間や勤務日数についても、あらかじめ契約した内容の範囲で働くため、残業や休日出勤などを行う可能性は低いです。
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| 介護職とは
介護職とは、要支援者・要介護者に対し、日常生活の支援を行う仕事です。食事や入浴、着替え、排泄、外出などのサポートを行います。これらは、直接利用者さんの身体に触れて行う作業のため「身体介助」と呼ばれます。
ただし、働く施設によって具体的な業務内容は異なる点に注意が必要です。例えば、24時間体制の「入所型施設」では夜勤、デイサービスではレクリエーションの企画・運営や送迎などが当てはまります。
介護派遣は「やめたほうがいい」って本当?
介護派遣には「やめたほうがいい」「介護派遣のほうがいい」と、さまざまな意見があります。人によって感じ方は異なるため、自分に合っているかどうかを決めることが重要です。まずは派遣、介護職それぞれの注意点について解説します。
| 派遣の注意点
派遣は正社員やアルバイトと異なり、勤務先と雇用契約を結んでいません。そのため、働き方や契約期間など異なる点も多いです。周囲の理解がないと、トラブルになる可能性もあります。まずは、派遣で働く際の3つの注意点を押さえておきましょう。
風当たりの強さを感じることがある
大規模な施設など、すでに派遣社員を受け入れた経験があり、スタッフが派遣社員と働くことに慣れていれば問題はありませんが、派遣文化に馴染みがなく、理解がない状態で働くと、居心地の悪さを感じることがあります。「派遣社員だけ残業や休日出勤をしないのはズルい」など、理不尽に不満をぶつけられる可能性もあるでしょう。
「派遣=即戦力」との思い込みから、介護経験に関係なく高い能力を期待されるなど、派遣のイメージだけが先行することもあります。契約期間満了により人間関係もリセットされますが、あまりに風当たりが強いと感じるのであれば、派遣会社への相談が必要です。
一つの職場で長く働くことができない
一般的な派遣契約は「有期雇用」です。いくら良い職場に出会い、スタッフや利用者さんと良好な関係を築けていても、契約期間が満了すれば、別の仕事を探さなければなりません。
「ひとつの職場で長く働きたい」「働く環境を変えたくない」と考える人にとっては、派遣で働くことはデメリットと言えるでしょう。ただし、直接雇用への切り替えを行うなど、3年以上同じ職場で働く方法自体は存在しているため、継続した勤務を希望する場合は、積極的に働きかけることもひとつの方法です。
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責任のある仕事を任されづらい
派遣社員はあらかじめ契約期間や業務範囲が決められているため、正社員と比べて、任される業務の幅が狭いケースがあります。責任ある仕事が任されにくいため、積極的に専門業務に取り組みたい人にとっては、物足りなさを感じる可能性があるでしょう。
ただし、派遣の立場でも携われる仕事はあるため、まずは契約範囲の業務にしっかり取り組むことが大切です。資格を取得したうえで契約更新の際に、意欲をアピールし、携われる業務の幅を少しずつ広げる方法もあります。
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| 介護派遣のデメリットについて
介護派遣には柔軟な働き方や高めの時給といったメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。2025年現在、介護業界は慢性的な人手不足が続いており、厚生労働省の推計では2025年度に必要な介護職員数は約243万人と、2019年度実績(約211万人)より32万人も多く求められる見通しとなっています。こうした状況下で派遣という働き方の需要も高まっていますが、派遣ならではの以下のようなリスクや落とし穴に注意が必要です。
収入が安定しづらい
派遣職員の給与は時給制のため、シフトや契約状況によって月々の収入が変動しやすい傾向があります。たとえば契約期間が終了して次の派遣先が決まるまで空白期間が生じると、その間の収入は途絶えてしまいます。週の勤務日数が少なめに調整された場合なども収入減につながるため、正社員のように毎月決まった給料が保障されない点は大きな不安材料です。
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賞与や退職金が基本的にない
派遣社員には定期賞与(ボーナス)や退職金が支給されないケースがほとんどです。時給自体に各種手当相当額が上乗せされている派遣会社もありますが、年間トータルの収入(年収)で見ると正社員など直接雇用より低くなる可能性があります。そのため「時給が高いから大丈夫」と安易に考えず、賞与や各種手当を含めた年収ベースで収入面を比較・検討することが大切です。
同じ職場で長く働けない
一般的な派遣契約は有期雇用であり、法律上派遣スタッフが同一の職場・部署で働けるのは最長3年までと定められています。いくら職場の雰囲気が良く利用者やスタッフと良好な関係を築いていても、契約満了後は原則として別の職場を探さなければなりません。更新を続けて長期勤務する道も全くないわけではありませんが、基本的には長期的な雇用の安定が保証されない働き方だといえます。
キャリアアップや昇給の機会が限られる
派遣社員は契約期間が限られていることもあり、正社員のように定期的な昇給や昇進の制度が整っていない場合が多く、定期的な給与アップが得られにくい点が指摘されています。また派遣先からすると一時的な人員補充という扱いになりやすく、将来的な管理職への登用やスキル向上のための研修機会が少ない傾向があります。派遣社員は施設の中心的な業務や責任あるポジションを任されることが少ないため、経験を積んでステップアップしたい人にとって物足りなさを感じるケースもあるでしょう。
職場環境への適応ストレス
派遣先ごとに業務内容や職場のルール、人間関係の雰囲気が大きく異なるため、新しい環境にイチから適応する負担が生じます。特に未経験から介護業界に入る人やブランクのある人の場合、派遣先によっては十分なOJT研修が受けられず戸惑うこともあります。また、派遣先の職場によっては派遣職員への理解が乏しく、「派遣社員だけ残業しないのはずるい」といった不満をぶつけられるなど居心地の悪さを感じるケースも報告されています。実際には契約で決められた範囲で働いているだけでも、職場によっては正社員との間に見えない壁を感じる可能性があります。
以上のように、介護派遣には勤務の柔軟さと引き換えに収入面・雇用面の不安定さやキャリア面での制約があることを理解しておきましょう。これらのデメリットを踏まえたうえで、自分のライフスタイルや将来設計に合った働き方かどうかを見極めることが大切です。
介護派遣のメリット
介護派遣には、働きやすさと好待遇を両立できるメリットが多数あります。現在の職場環境やシフトに不満がある人、未経験で不安な人、さらなる収入アップやキャリアアップを目指す人まで、それぞれに魅力的なポイントがあるのが派遣という働き方です。
| 高時給で収入アップが期待できる
派遣社員はパート・アルバイトなど直接雇用に比べて時給が高めです。例えば厚生労働省の調査では、介護職員の非常勤(時給制)平均時給は約1,386円と報告されています。これは地域や資格によってはさらに高く、資格を持つ介護福祉士なら平均で1,419円程度、無資格でも約1,200円とされています。
実際、同じ介護施設で働く場合でも派遣の方が時給で500円以上高いケースもあり、月収に換算すると正社員より高くなることもあります。スキルや経験を活かして短期間でしっかり稼ぎたい方にとって、派遣は大きな魅力と言えるでしょう。
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| 柔軟な働き方でプライベートと両立しやすい
派遣社員は自分の希望に合わせて勤務条件を選びやすいのもメリットです。「日勤のみ」「夜勤専従」「週3日以内」「残業なし」など、ライフスタイルに合わせたシフトを組むことができます。勤務地も含めて派遣会社に希望を伝えれば、条件に合う職場を紹介してもらえるため心強いです。
例えば「子どもの保育園の近くで夕方まで働きたい」「土日は休みたい」といった要望にも沿った求人を探しやすく、家事・育児や介護などプライベートとの両立もしやすくなります。将来的な働き方の相談にも乗ってもらえるので、ライフステージに応じて柔軟に働ける点は派遣ならではです。
| 未経験者やブランクがあっても働きやすい
介護業界は深刻な人手不足が続いており、求人ニーズが非常に高いのが現状です。厚生労働省の予測によると、2025年には介護職員が約32万人も不足すると見込まれており、有効求人倍率も他業種よりはるかに高い水準で推移しています。
実際、2025年5月時点で介護職の有効求人倍率は約3.41倍と、全職種平均の約1.3倍に比べて突出しています。このように求人数が多いため、未経験者や離職期間がある人でも採用されやすい環境です。
公益財団法人の調査でも、「介護・福祉・医療以外の業界から介護職に転職した人」は全体の30.7%にのぼり、未経験から介護を始める人は珍しくありません。派遣会社によっては初心者向けの研修や資格取得支援制度を用意しているところも多く、ブランクがある方や介護職自体が初めての方でも安心してスタートできるでしょう。
| 派遣会社の手厚いフォローが受けられる
派遣で働く場合、登録した派遣会社のコーディネーターや担当者から様々なサポートを受けられるのも強みです。求人紹介はもちろん、応募先との日程調整や条件交渉、就業後の相談対応まで専任の担当者がフォローしてくれます。現場で困ったことがあれば派遣会社を通じて改善を図れますし、自分では言い出しにくい給与やシフトの希望も代理で調整してもらえるため安心です。
特に介護未経験で不安な方にとって、こうした派遣会社のバックアップ体制は心強いでしょう。また、派遣会社によってはマナー研修や介護技術の講習会などを実施し、スキルアップを支援してくれるところもあります。未経験からスタートして経験を積みたい方や、ブランク復帰で職場勘を取り戻したい方でも、派遣なら安心して働き始めることができます。
| 自分に合った職場を選びやすく選択肢が広い
派遣は様々な施設や職場で働く機会があり、希望に合った職場を見つけやすい点もメリットです。一つの事業所に縛られずに働けるため、「特養や有料老人ホーム、デイサービスなど色々な現場を経験してみたい」という場合にも適しています。実際、介護派遣では数ヶ月〜半年ごとなど比較的短いスパンで契約更新のタイミングが来るため、複数の施設形態や業務内容を経験することが可能です。幅広い業務経験を積む中で、自分の適性や本当にやりたい介護の仕事を見極めることができるでしょう。
さらに派遣求人は全国規模で豊富にあるため、給与条件や勤務形態、勤務地の希望に合わせて最適な職場を選択できます。「夜勤のある特養より日勤のみのデイサービスで働きたい」「オープニングスタッフの現場で働きたい」など細かな希望にもマッチした求人が見つかりやすいのも派遣の強みです。経験豊富な方がより良い条件を求めて転職する場合にも、派遣という選択肢なら希望に沿った待遇や職場を探しやすくなります。
| 人間関係のリスクを抑え、合わない職場は変更できる
現職の人間関係に悩んで転職を考える方にも、派遣は適した働き方です。派遣社員は雇用元が派遣会社のため、一つの職場に長期間固定されることがなく、契約期間が終われば別の職場で再スタートすることも容易です。「職場の雰囲気が合わない」「人間関係がつらい」と感じても、派遣であれば契約満了時にスムーズに配置転換が可能なので、無理に我慢して同じ職場に留まる必要がありません。
「派遣=即戦力」と過度な期待をされプレッシャーを感じる場合も、派遣会社に相談して他の現場を紹介してもらうことができます。このように職場環境を選び直せる自由度は、派遣で働く大きなメリットです。人間関係のリセットがしやすいため、人付き合いで悩みやすい方でも自分に合う環境を見つけやすいでしょう。ただし、同じ派遣先で働けるのは最長3年までというルールもあるため、長く働きたい職場に出会った場合は直接雇用への切り替えを検討するなどの工夫も必要です。
| 残業が少なく有給休暇も取得しやすい
派遣社員は契約で定められた勤務時間・日数で働くため、サービス残業や過度な休日出勤が発生しにくい傾向があります。派遣先が勝手にシフトを変えたり残業を強いたりすると追加の費用負担が生じることもあり、基本的に契約通り定時で上がれるケースが多いようです。また、有給休暇についても派遣元の会社で管理されており、希望日を伝えれば比較的スムーズに取得できます。
万一、契約外の残業や想定外の勤務を求められた場合でも、派遣会社に相談して調整してもらえるので安心です。プライベートの予定が立てやすく、ワークライフバランスを重視する方にとって派遣は働きやすい環境と言えるでしょう。
以上のように、介護派遣には高時給・柔軟な働き方・手厚いサポートなど多くのメリットがあります。特に人手不足で求人が豊富な今、自分の希望やスキルに合った条件で働きやすい点は大きな魅力です。
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介護派遣の魅力
介護職は未経験から始める人が多く、働きながらの資格取得も可能です。身につけたスキルは、将来的に家族の介護に活かせる点もメリットです。ここでは、介護職の3つの魅力について解説します。
| 他職種からの転職がしやすい
公益財団法人介護労働安定センター「令和5年度介護労働実態調査」によりますと、介護・福祉・医療関係以外の仕事から介護職に転職した人の割合は全体30.7%、内訳は男性37.3%、女性28.9%でした。
多くの未経験者・無資格者が、スキルアップできるよう研修や資格取得支援制度が充実している施設も多いです。また少子高齢化が進む日本においては、介護業界の人手不足が深刻化しており、最初は未経験・無資格だとしても、スキルを身につけることでより良い条件の施設への就職・転職も実現できます。
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派遣事務は未経験でも⼤丈夫︖仕事内容と働くメリットを解説
| 仕事で得たスキルを家族の介護に活かせる
介護職の仕事を通して、入浴や排泄などの身体介助以外にも、声かけや適切な対応、介護保険に関する知識などが身につきます。将来的に両親や配偶者に介護が必要となった際には、得たスキルが役に立ち、感謝されることでしょう。
また、周囲に家族の介護をしている人がいれば、相談に乗ることもできます。仕事を通して得た知識や技術、経験は、大きな財産です。
| 人の役に立つ実感が得られる
介護職は、利用者さんに寄り添い、支援を行う仕事のため、感謝されることが多いです。利用者さんやその家族から「ありがとう」「◯◯さんのおかげで助かった」と直接声をかけられることは、自身のやりがいにもつながります。
介護の仕事の基本は、コミュニケーションです。コミュニケーションを通して信頼関係を築き、利用者さんが喜んだり安心したりする姿を見ることで、仕事を通して人の役に立っている実感が得られるでしょう。
介護派遣がおすすめな人
魅力と注意点の両方を併せ持つ介護派遣には「やめたほうがいい」「直接雇用よりも介護派遣のほうがいい」と両方の意見があります。向いているかどうかは、性格や考え方にもよるため、一概には言えません。ここでは、介護派遣がおすすめの人について3つのポイントを紹介します。
| 幅広い業務経験を積みたい人
介護派遣の場合、同じ施設・事業所で働く期間は、最長3年です。しかし「介護業界」の中にも、特養や有料老人ホーム、デイサービスなどさまざまな形態があり、求められることや業務内容は、それぞれ異なります。
例えばデイサービスであればレクリエーションの企画・運用や送迎なども業務の一環です。特養であれば介護度の高い方と接する機会が多くなるでしょう。経験、実績を積むなかで、自分のスキルを高め、各施設・事業所の方針を自分の目で見たうえで、自分に合う働き方を見つけたい方におすすめの働き方です。
| コミュニケーション能力に自信のある人
介護の仕事は、利用者さんやその家族、派遣スタッフとコミュニケーションをとりながら進める必要があります。特に介護派遣の場合、数ヶ月単位で派遣先が変わる可能性もあるため、コミュニケーション能力が高く新しい環境に抵抗のない人向きです。
また、派遣先に苦手なタイプの人がいたとしても、数ヶ月程度であれば割り切って接することができる人も介護派遣に向いているといえます。
| 柔軟に適応できる人
例えば同じカテゴリの施設であっても、理念やルール、仕事の進め方など細かな部分が異なります。派遣スタッフとして働く以上、自分のこだわりや理想を押し付けるのはNGです。派遣先の考え方を受け入れ、柔軟な対応ができる人は派遣向きといえます。
これまでの経験や実績から、自分なりのこだわり、やり方を確立しているのであれば、正職員として同じ職場に長く勤め、後輩指導や人材育成を行うといったキャリアプランも検討してみましょう。
介護派遣会社を選ぶときに気をつけたいポイント
介護派遣で自分らしく安心して働くためには、派遣会社選びがとても大切です。登録する会社によって、紹介される求人の質やサポート体制、待遇面などに大きな差が生まれることもあります。ここでは、後悔しない派遣会社選びのために「必ずチェックしておきたいポイント」をまとめました。
| 1. 求人数と取り扱い施設の種類
自分の希望に合った職場を見つけるためには、求人の数や幅広さがとても重要です。特養・有料老人ホーム・デイサービス・グループホームなど、さまざまな種類の施設を取り扱っているかを確認しましょう。また、公開求人だけでなく「非公開求人」が多い会社は、より条件に合う職場が見つかる可能性が高まります。
| 2. コーディネーターやサポート体制の充実度
初めての方やブランクのある方は、登録後のサポート体制も重要なチェックポイントです。担当者がどこまで親身に相談に乗ってくれるか、職場見学や面接の同行、就業後のフォローがあるかなどを事前に確認しましょう。働き始めてからのトラブル時にも、しっかり対応してくれるかが大切です。
| 3. 給与・福利厚生・手当の条件
同じ仕事内容でも、派遣会社ごとに時給や手当、有給休暇・社会保険などの待遇が異なります。最新の時給相場は、厚生労働省の「介護従事者処遇状況等調査」などで全国平均をチェックできます(例:2023年の介護福祉士時給平均は約1,419円)
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| 4. 希望条件にどこまで対応してもらえるか
「日勤のみ」「夜勤専従」「週3日以内」など、自分のライフスタイルに合わせた希望が通るかも重要です。登録前に、希望条件を細かく伝え、どこまで対応してもらえるか、また過去に希望通りの職場に就けた実績があるかも聞いてみましょう。
| 5. 未経験・ブランクOKの求人や研修制度の有無
未経験や復職希望の場合、派遣会社で「未経験歓迎」「研修制度あり」「資格取得サポートあり」などの求人や制度が用意されているかをチェックしましょう。安心してスタートできる環境が整っているかどうかも大切な判断基準です。
| 6. 派遣先での直接雇用への切り替えサポート
「ゆくゆくは直接雇用で長く働きたい」と考える方は、紹介予定派遣や直接雇用への切り替え実績がある会社かも確認しましょう。契約満了後のキャリア相談やサポート体制が充実していると、将来設計も立てやすくなります。
ワポティでは、介護の現場で頑張るみなさんが“自分らしい働き方”を実現できるよう、一人ひとりに寄り添ったサポートを大切にしています。
求人数の豊富さはもちろん、未経験やブランクのある方への丁寧なフォロー体制、働く前も後も相談しやすい専任コーディネーターがそろっているのが、ワポティの大きな魅力です。
また、あなたの希望条件や将来のキャリアまでしっかりヒアリングし、最適な職場をご提案しますので、「派遣がはじめてで不安…」という方も安心してご利用いただけます。
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