働き方
40代フリーターは正社員になれる?将来の不安を減らす社会保険の知識と働き方の選び方
公開日:2026.08.29
更新日:2026.09.01

「このまま歳を重ねて大丈夫だろうか」「今から正社員を目指すのは遅いのではないか」——収入は途切れていないのに、将来の見通しだけが立たない。そんなもやもやを抱えている40代の方は少なくありません。今の働き方を否定する必要はまったくなく、年金や社会保険の仕組みを知って求人の選び方を少し変えるだけでも、10年後に手元に残るものに差が生まれます。
目次
- 40代フリーターが抱えやすい不安を、5つに分けて整理する
- 40代でフリーターとして働く人はどれくらい?データで現在地を確かめる
- 40代フリーターの将来を左右するのは「社会保険に入れているか」
- 公的年金は2階建て。土台の上に厚生年金が乗る
- 保険料の半分を勤務先が負担する、という大きな違い
- 変わるのは老後のことだけではない
- 短時間で働いていても、社会保険に入れる場合がある
- 自分の年金額は、平均値ではなく自分の記録で確かめる
- 40代フリーターが正社員に近づく3つのルート
- 40代フリーターが応募しやすい仕事と、その実像
- フリーター期間、面接ではどう伝えるか
- 一人で抱えず、相談しながら進めるほうが選択肢は広がる
40代フリーターが抱えやすい不安を、5つに分けて整理する

不安は、ひとつの大きな塊のまま抱えていると実際以上に重く感じられます。分けて並べてみると、今すぐ手を打てるものと、時間をかけて考えればよいものが分かれてきます。まずは、40代でアルバイトやパートを続けている方から実際によく挙がる不安を、5つに整理していきます。
・このまま正社員になれないのではないか、という年齢への焦り
・年金や老後のお金が足りるのか、という長期のお金の不安
・収入が上がらず、同世代との差が少しずつ開いていく感覚
・社会保険に入れていないことへの、漠然とした心細さ
・フリーター期間の長さを、面接でどう説明すればいいか分からない
| 収入が途切れていないからこそ、後回しになりやすい
40代でフリーターとして働いている方は、仕事がまったくない状態とは違い、毎月いくらかの収入があります。生活が回っている以上、「今すぐ困っているわけではない」と、将来の話が後回しになりやすいのが実際のところです。目の前のシフトをこなすうちに一年が過ぎていく、という感覚を持っている方も多いはずです。
ただし、正社員との違いが表れるのは月々の手取りだけではありません。今は見えにくい部分にも、少しずつ差が積み上がっていきます。
・賞与や退職金の有無
・契約が続くかどうかの安定性
・将来受け取る年金
この「見えにくい差」の正体を知っておくと、求人を選ぶときに見る欄そのものが変わります。
| 5つの不安のうち、今日から動かせるものはどれか
これまでフリーターを続けてきた時間そのものは、もう変えられません。一方で、社会保険に入れる働き方に切り替えられないかを確認すること、面接での伝え方を用意しておくこと、応募先の選び方を変えることは、いずれも今日から手をつけられる部分です。以降は、その「動かせる部分」を中心に見ていきます。
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40代でフリーターとして働く人はどれくらい?データで現在地を確かめる

「自分だけが取り残されているのではないか」という感覚は、比べる材料がないときほど強くなります。公的な調査を見ると、同じ年代で非正規として働く人の規模も、正社員との差の実際の大きさも、数字として確かめられます。ここでは感覚ではなく、事実で現在地を押さえていきます。
| 40代前後で非正規として働く人は数百万人規模
総務省統計局の労働力調査では、非正規の職員・従業員の人数が年齢階級別に公表されています。40代を含む35〜44歳、45〜54歳の層では、非正規で働く人はそれぞれ300万人台から400万人台という規模で推移してきました。最新の人数は同じページで確認できます。
職場で「同年代で自分だけがアルバイト」と感じていても、全国で見れば同じ雇用形態で働く同世代は数百万人規模でいます。300万人という数字は、大都市がまるごとひとつ分の人数です。これは気休めではなく、企業側から見れば「40代の非正規経験者」がまったく珍しい応募者ではない、という事実でもあります。
| 正社員との差は「月いくら」で見ると分かりやすい
厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、雇用形態別の賃金が公表されています。正社員・正職員と、パートやアルバイトを含む正社員以外とでは、月ごとに決まって支給される給与(所定内給与額)の平均に10万円以上の開きがあります。
| 区分 | 月額の賃金(所定内給与額・額面) | 出典 |
|---|---|---|
| 正社員・正職員 | 約34.9万円 | 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」 |
| 正社員以外(パート・アルバイト・契約社員など) | 約23.3万円 | 同調査 |
| 差 | 約11.6万円 | 同調査をもとに算出 |
表の金額は額面であり、残業代や賞与は含まれていません。月およそ11万円台の差は、家賃1か月分に近い金額です。1年に置き換えるとおよそ139万円になり、賞与や退職金の差は、この139万円にはまだ含まれていない点も押さえておきたいところです。
とはいえ、これは全年齢・全職種を平均した数字です。実際の差は職種や勤務先によって大きく変わり、非正規でも専門性の高い仕事や夜勤のある仕事では平均を上回ることがあります。平均値は「自分の場合はどうか」を考える出発点として使うと役に立ちます。
| 「正社員になりたいのになれない」人は減ってきている
厚生労働省の労働経済の分析では、正社員として働く機会がないために非正規で働いている「不本意非正規雇用労働者」の人数と割合の推移がまとめられています。この割合は10年前と比べて縮まってきており、望まないまま非正規で働き続けている人は以前より減ってきているという方向が読み取れます。
働き手を確保したい企業が多い分野では、これまでの経験よりも、長く安定して続けられるかどうかを重視する採用も見られます。40代という年齢だけで道が閉ざされているわけではない、と考える材料の一つになります。
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40代フリーターの将来を左右するのは「社会保険に入れているか」

将来の不安のなかで、いちばん大きく、いちばん見えにくいのが年金と保険の話です。難しそうに見えますが、押さえるところはそれほど多くありません。仕組みが分かると、求人を選ぶときに時給以外の見るべき欄が増え、同じ時間働くならどちらが手元に残るかを自分で判断できるようになります。
| 公的年金は2階建て。土台の上に厚生年金が乗る
日本年金機構の説明によると、日本の公的年金は2階建ての構造になっています。1階は20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金(基礎年金)、2階が会社員や一定の条件を満たす短時間労働者が上乗せで加入する厚生年金保険です。
勤務先の社会保険に入っていないアルバイト・パートの方は、国民年金だけに加入する第1号被保険者にあたります。勤務先の社会保険に入ると第2号被保険者となり、国民年金に厚生年金が上乗せされます。将来受け取る年金は、この2階部分があるかないかで変わってきます。
| 区分 | 加入する年金 | 保険料の負担 | 将来受け取る年金 |
|---|---|---|---|
| 勤務先の社会保険に入っていない場合 | 国民年金のみ(第1号被保険者) | 定額を自分で全額納める | 基礎年金のみ |
| 勤務先の社会保険に入る場合 | 国民年金+厚生年金(第2号被保険者) | 給与に応じた額を勤務先と折半(給与から天引き) | 基礎年金に厚生年金が上乗せされる |
| 保険料の半分を勤務先が負担する、という大きな違い
国民年金の保険料は、収入にかかわらず定額を自分で全額納めます。一方、厚生年金の保険料は給与に応じて決まり、勤務先と本人が半分ずつ負担する仕組みです。給与から天引きされるため納め忘れも起きにくく、同じだけ将来の備えを重ねるうえで自己負担は軽くなります。
「社会保険に入ると手取りが減る」と感じる方は少なくありません。実際に天引きは増えます。ただ、その天引きには勤務先が同じ額を上乗せしていて、将来の年金や働けなくなったときの保障として戻ってくる部分があります。単純に損というわけではない、という点を知っておくと、求人の見方が変わります。
| 変わるのは老後のことだけではない
厚生年金や勤務先の健康保険に加入すると、関わってくるのは老後の年金だけではありません。病気やケガで働けなくなったときの給付や、万が一のときに遺族が受け取れる給付など、国民年金・国民健康保険だけの場合とは受けられる保障の範囲が変わります。どのような違いがあるかは、厚生労働省の社会保険適用拡大特設サイトでも紹介されています。
40代は、体調の変化を感じはじめる方も増える年代です。「しばらく働けなくなったら収入がその月からゼロになる」という状態と、「一定期間は給付を受けられる可能性がある」という状態とでは、日々の安心感がまるで違います。将来の話というより、来月の安心の話でもあります。
| 短時間で働いていても、社会保険に入れる場合がある
見落とされやすいのが、アルバイト・パートであっても勤務先の社会保険に入れる場合があるという点です。厚生労働省の社会保険適用拡大特設サイトによると、短時間で働く人が社会保険の対象になるかどうかは、おもに次のような要素で決まります。
・勤務先の従業員数(対象となる企業の規模は段階的に広がってきており、現在は51人以上の企業が含まれます)
・1週間の所定労働時間
・月々の賃金
・雇用される見込みの期間
・学生ではないこと
条件の詳しい内容や今後の適用範囲は法改正によって変わることがあるため、最新の内容は特設サイトや勤務先で確認するのが確実です。今の勤務先で条件を満たしていないか、シフトの組み方次第で対象になるのかを聞いてみるだけでも、将来の受け取り方は変わってきます。
新しく仕事を探すときも、求人票の「社会保険完備」という表記を見る目が変わります。時給が数十円高い求人と、社会保険に入れる求人。目先の1か月では前者が得に見えても、10年単位で見たときにどちらが手元に残るかは、時給だけでは判断できません。
| 自分の年金額は、平均値ではなく自分の記録で確かめる
インターネット上には「フリーターの年金は月◯万円」といった数字が並んでいますが、実際の受給額は加入期間・納付状況・その間の収入によって一人ひとり大きく異なります。誰かの平均値を自分に当てはめて落ち込む必要はありません。
自分の記録は、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」や、日本年金機構のねんきんネットで確認できます。納めていない期間がある場合の取り扱いや、収入が少ない時期の保険料免除・納付猶予についても、お近くの年金事務所で相談できます。数字を見るのは気が重いかもしれませんが、把握しないままでいるほうが不安は長引きます。
そして、どの求人なら社会保険に入れるのかは、一人で求人票を読み比べるよりも、求人を扱っている担当者に直接聞いたほうが早く分かることもあります。仕組みを知ったうえで相談すると、質問の中身が具体的になり、返ってくる答えも変わってきます。
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40代フリーターが正社員に近づく3つのルート

正社員になるには正社員求人に応募するしかない、と考えている方は少なくありません。実際には、そこへ近づくルートは一つではなく、今の状況によって向き不向きも変わります。まずは3つのルートを並べて比べたうえで、それぞれの中身を見ていきます。
| ルート | 未経験からの入りやすさ | 社会保険 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 正社員求人に直接応募する | 経験を求められる求人が多い | 原則として加入 | 応募したい業種・職種がはっきりしている |
| 今の職場の正社員登用を目指す | 仕事も人も分かっている強みがある | 登用後に加入 | 今の職場を続けたい気持ちがある |
| 派遣・紹介予定派遣で働く | 未経験可の求人が多い | 条件を満たせば派遣会社で加入 | 働きながら合う仕事を見極めたい |
| ルート1:正社員求人に直接応募する
求人サイトやハローワークから正社員求人に応募する、最も直接的な方法です。ハローワークインターネットサービスでは地域や職種を指定して求人を探せるほか、窓口では職業相談も受けられます。
一方で、40代の正社員採用では経験やマネジメントの実績を求める求人も多く、書類で通らない経験が続くと気持ちが削られやすいのも事実です。働き手を求めている分野や、未経験歓迎と明記された求人に絞って応募数を確保するほうが、結果につながりやすくなります。
| ルート2:今の職場の正社員登用制度を使う
見落とされがちですが、すでに働いている職場に正社員登用の制度があるかを確認するのは、負担の少ない一手です。仕事内容も人間関係も分かっている職場であれば、採用する側にとっても「任せて続けてもらえる人か」の判断材料がすでに揃っています。
次のような点は、社員や店長に聞けば分かることが多いものです。
・制度の有無
・応募できる条件(勤続期間や推薦の要否)
・実際に登用された人がいるかどうか
制度がない場合や、あっても長く運用されていない場合は、早めに次のルートへ目を向けるほうが時間を無駄にせずに済みます。
| ルート3:派遣・紹介予定派遣から正社員につなげる
派遣は、アルバイトと正社員の中間にある現実的な選択肢です。派遣会社と雇用契約を結ぶため、一定の条件を満たせば派遣会社の社会保険に加入でき、厚生年金の2階部分を積み上げながら働けます。未経験可の求人が多いことも、40代から新しい分野に入るときの入り口になります。
なかでも紹介予定派遣は、一定期間派遣として働いたあと、双方が合意すれば派遣先の直接雇用に切り替わる仕組みです。いきなり正社員として入るのとは違い、実際の作業内容や職場の雰囲気を体験したうえで判断できます。企業側も働きぶりを見たうえで判断するため、書類と面接だけで評価される場合より、経験の少なさを補いやすい面があります。
派遣会社のなかには、企業を担当する人と働く人を担当する人が同じ「両面型」の体制をとっているところがあります。ワポティもその一つで、登録から就業中まで同じ専任コーディネーターが担当します。求人票だけでは分かりにくい勤務時間や作業の内容、社会保険の加入条件といった点を、一緒に企業へ確認しながら進められる相手がいることは、久しぶりの仕事探しでは心強い支えになります。
学び直してから応募したいという気持ちがある場合は、公的な職業訓練という道もあります。受けられる訓練の種類や申し込みの方法は、厚生労働省のハロートレーニングの案内やハローワークの窓口で確認できます。
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40代フリーターが応募しやすい仕事と、その実像

未経験から40代で始めやすい仕事は、実際にどんな内容なのか。職種名だけを並べられても、自分にできるかどうかは判断できません。ここでは製造・軽作業・物流を中心に、どんな作業をどんな時間帯で行うのかまで踏み込んで見ていきます。
| 仕事 | 主な作業 | 働き方の特徴 |
|---|---|---|
| 製造・組立・検査 | 部品の組み付け、製品の外観チェック、数量の確認 | 手順が決まっており未経験からでも始めやすい。交替勤務の職場もある |
| 軽作業・仕分け・ピッキング | 指示にしたがった商品集め、検品、梱包、ラベル貼り | 現場によって扱う物の重さが大きく違う。短期から長期まで募集の幅が広い |
| フォークリフト・入出荷 | 荷物の積み下ろし、トラックへの積み込み、在庫の移動 | 資格があると評価されやすく、長く使える技能になる |
| 機械オペレーター | 機械への材料セット、稼働の見守り、簡単な調整 | 覚える範囲が限られており、慣れると任される作業が増える |
| 営業(ルートセールス) | 既存の取引先を定期的に訪問し、注文を受ける | 接客や販売の経験を活かしやすい |
| 介護 | 食事や入浴の介助、施設内の生活のサポート | 資格取得を支援する職場が多く、未経験からの入り口が広い |
| 配送ドライバー | 決まったルートでの配達、荷物の積み下ろし | 普通自動車免許から始められる求人がある |
| 清掃・警備 | 建物の清掃、施設や工事現場での案内・巡回 | 勤務時間帯の選択肢が広く、体力に合わせて選びやすい |
| 事務・データ入力 | 書類作成、伝票の入力、電話対応 | 座り仕事が中心。基本的なパソコン操作が求められる |
| 製造・組立・検査の仕事
工場のラインで部品を組み付けたり、できあがった製品に傷や不具合がないかを確認したりする仕事です。多くの現場では作業手順が細かく決められており、教えられたとおりに正確に繰り返せることが評価されます。前の仕事の業種が違っても不利になりにくく、40代からの入り口として選ばれやすい分野です。
立ち仕事が中心の現場もあれば、座って細かい部品を扱う現場もあり、体への負担は募集内容によってかなり違います。交替勤務のある職場では夜勤手当がつき、同じ勤務時間数でも受け取る金額が上がることがあります。体調と生活リズムに合うかどうかを、応募前に確認しておくと安心です。
| 軽作業・仕分け・ピッキングの仕事
倉庫や物流センターで、伝票やハンディ端末の指示にしたがって商品を集め、数を確認して梱包する仕事です。特別な資格は必要なく、初日から作業に入れる現場もあります。重量物を扱う現場もあれば、小物中心で負担の軽い現場もあるため、「軽作業」という言葉だけで判断せず、扱う商品を確認しておくと違いが分かります。
短期・単発の募集が多い分野でもありますが、社会保険や将来につなげたい場合は、長期・フルタイムの募集を選ぶほうが加入の条件を満たしやすくなります。同じ軽作業でも、契約の期間と1週間の勤務時間によって、積み上がるものがまったく変わってきます。
| 資格が武器になる仕事(フォークリフト・機械オペレーター)
フォークリフト運転技能講習や玉掛け、危険物取扱者といった資格は、比較的短い期間で取得でき、年齢よりも資格の有無で評価される場面が多いのが特徴です。資格取得を支援する制度を設けている勤務先も少なくなく、働きながら取得を目指すこともできます。
40代から資格を取るのは遅いのではと感じるかもしれませんが、65歳まで働くとすれば、40代前半なら20年以上、40代後半でも15年以上の時間が残っています。フォークリフトの操作は経験を重ねるほど安定し、勤務先が変わっても持ち運べる技能になります。時給の水準も、無資格の作業に比べて高めに設定されることがあります。
| 40代・未経験でも募集が続いている理由
年齢不問・未経験可の求人が製造や物流の分野に多いのには、いくつかのはっきりした事情があります。
・働き手が不足していて、経験者だけでは必要な人数を確保できない
・交替制の職場では、時間帯ごとに一定の人数が必要になる
・作業手順が決まっていて、教育の仕組みが整っている
・正確さや欠勤の少なさなど、経験以外の要素が評価されやすい
つまり、40代というだけで敬遠されているのではなく、企業が見ているのは「任せた作業を安定して続けてもらえるか」です。決まった時間に出勤し、任された仕事を続けてきたというフリーター期間の実績そのものが、この分野では評価の材料になります。
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フリーター期間、面接ではどう伝えるか

応募先が決まっても、「フリーターを続けてきた理由を聞かれたらどうしよう」という不安で手が止まる方は多いものです。採用する側は責めるために聞いているのではなく、これからどう働いてくれる人なのかを知りたくて質問しています。答え方の型を先に用意しておくと、当日の緊張はかなり軽くなります。
| 「空白」ではなく「続けてきたこと」として話す
フリーター期間は、何もしていなかった時間ではありません。決まった時間に出勤し、任された仕事をこなし、給料を受け取ってきた時間です。まずは事実として何をしてきたかを書き出してみると、話す材料は思っていたより多く見つかります。
勤務した期間、担当した業務、途中から任されるようになったこと、後輩に教えた経験、大きな欠勤なく続けた年数。こうした事実は、そのまま「続けて働ける人」という評価につながります。理由の伝え方は状況によって変わるため、代表的なパターンを表にまとめます。
| これまでの状況 | 面接での伝え方の例 |
|---|---|
| 同じ職場に長く勤めてきた | 「同じ店で◯年勤め、開店準備から発注まで任されるようになりました。長く続けられることが自分の強みだと考えています」 |
| いくつかの職場を経験してきた | 「業種の違う職場を経験してきたことで、新しい環境で覚えるコツが身につきました。次は一つの仕事を長く続けたいと考えています」 |
| 家族の介護や看病があった | 「家族の介護のため、勤務時間を調整できる働き方を選んでいました。状況が落ち着いたので、腰を据えて働ける仕事を探しています」 |
| 資格取得や学び直しをしていた | 「◯◯の資格取得と並行して働ける形を選んでいました。取得できたため、資格を活かせる仕事に就きたいと考えています」 |
| 体調を整える時期があった | 「体調を優先して勤務時間を抑えていた時期がありました。現在は回復し、フルタイムで働ける状態です」 |
| 目標を追いかけていた時期がある | 「◯◯を目指して活動しながら働いていました。区切りをつけ、これからは仕事に軸を置いて働きたいと考えています」 |
| 伝え方の軸は「事実 → 得たもの → これからどう働きたいか」
どの状況であっても、この3つの順で話すと筋が通ります。事実を短く述べ、そこで身についたものを一つ添え、最後に「これからどう働きたいか」で締める形です。過去の説明だけで終わらせず、未来の話で終えることが、印象を大きく左右します。
たとえば「飲食店で8年勤め、シフトの調整や新人教育も担当していました。人に手順を教える難しさと、伝わったときの手応えを学びました。今後は腰を据えて一つの技術を身につけたいと考え、製造の仕事を志望しています」といった形です。特別な実績がなくても、続けてきた事実と、これからの意思があれば十分に組み立てられます。
| 避けたほうが無難な伝え方
・前の職場や社会情勢のせいにする言い方
・「なんとなく続けていました」で終わらせてしまう答え方
・自分から「もう40代なので」と年齢を理由に持ち出すこと
年齢は相手も分かったうえで面接をしています。自分から評価を下げる必要はなく、これまで続けてきたことと、これから続けられることを淡々と伝えるほうがまっすぐ伝わります。うまく言葉にできるか不安なときは、応募前に誰かに聞いてもらい、声に出して練習しておくと落ち着いて話せます。
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一人で抱えず、相談しながら進めるほうが選択肢は広がる

一人で求人サイトを眺めていると、条件のよい求人ほど自分には無理に思えてきます。実際には、応募できる範囲を狭めているのは条件そのものではなく、確かめる手段がないことだったりします。最後に、頼れる窓口と、今日のうちに手をつけられることを整理します。
| 相談できる場所を知っておく
・ハローワーク:求人の検索と職業相談、公的な職業訓練の案内まで、一つの窓口でまとめて受けられます
・年金事務所:これまでの加入記録の確認、納めていない期間の取り扱い、保険料の免除や納付猶予の相談ができます
・派遣会社:登録すると担当者がつき、希望を伝えながら条件に合う仕事を一緒に探せます
どれも費用のかからない窓口です。いきなり応募まで進める必要はなく、「今の自分にどんな選択肢があるか」を聞きに行くだけでも意味があります。
| 求人票に書かれていないことを、一緒に確認できる相手を持つ
求人票だけでは分からないことは、実のところ少なくありません。
・実際の勤務時間帯
・覚えることの多さ
・社会保険に加入できる条件
・正社員登用の実績
こうした点を応募前に確認できるかどうかで、「入ってから思っていたのと違った」が起きる確率は変わります。
ワポティは、企業を担当する人と働く人を担当する人が同じ両面型の体制をとっており、専任のコーディネーターが登録から就業後まで伴走します。40代からの仕事探しで「何をどう聞けばいいのか分からない」という段階でも、希望を言葉にするところから一緒に整理していける相手がいる、と考えておくと気持ちが楽になります。
| 今日からできる小さな一歩
・手元のねんきん定期便を開いて、これまでの加入記録に目を通してみる
・今の勤務先で社会保険に入れる条件を満たしていないか、シフトを含めて確認してみる
・気になる求人を3件だけ保存して、時給以外の条件を見比べてみる
・派遣会社に登録だけ済ませておき、合う求人が出たときにすぐ動ける状態にしておく
40代までフリーターとして働いてきたことは、責められるようなことではありません。ただ、社会保険に入れる働き方に変えられるかどうかを知っているかどうかで、これから先の10年に残せるものに差が出ます。今日調べた10分が、5年後・10年後の選択肢を増やしてくれます。
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あなたにピッタリなお仕事探しを応援します!









