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働き方

40代・未経験の転職は厳しい?受かりやすい仕事の選び方と成功のコツ

公開日:2026.08.28

更新日:2026.09.01

「この年齢から未経験の分野に移れるのだろうか」「書類の段階で落とされるのではないか」——40代で新しい仕事に挑戦しようとするとき、こうした不安がよぎるのは自然なことです。ただ、募集や採用で年齢を理由にすることは法律上原則として認められておらず、未経験でも受け入れられやすい仕事にははっきりした共通点があります。そうした事実を押さえておくと、次の一歩がぐっと具体的に描けるようになります。

 

目次

  1. 40代・未経験の転職は本当に厳しい?まず知っておきたい市場の実態

  2. 40代・未経験でも不利になりにくい仕事に共通する3つの特徴

  3. 40代・未経験から挑戦しやすい仕事7選

  4. 未経験可の求人が多い製造・軽作業・物流は、求人票のどこを見て選ぶ?

  5. 40代・未経験の転職で使える資格と公的な支援制度

  6. 在職中でも動きやすい「まず派遣で試す」という選択肢

  7. 職務経歴書・面接で伝わる「未経験の伝え方」

  8. 40代・未経験の転職は「選び方」と「伝え方」で結果が変わる

40代・未経験の転職は本当に厳しい?まず知っておきたい市場の実態


 

「40代の未経験転職は厳しい」という言葉は、転職を考え始めた人が最初に目にする表現です。ただ、その一言だけを受け取って足踏みしてしまうと、実際の求人の状況や法律上の決まりを知らないまま自分の可能性を狭めることになりかねません。全体像を数字で確かめておくと、不安の中身が「漠然とした怖さ」から「対策できる課題」に変わっていきます。

| 求人の数そのものが足りないわけではない

厚生労働省が毎月公表している一般職業紹介状況のデータによると、有効求人倍率は1倍台前半で推移しています。有効求人倍率が1倍を超えているというのは、仕事を探している人1人に対して1件以上の求人が出ている状態を指します。正社員に限った有効求人倍率も1倍前後で、応募できる先が世の中から消えているわけではありません。

もっとも、求人の数は分野ごとに大きく偏っています。人手が足りていない業界には求人が集まり、応募が集中する人気職種では倍率が上がります。「どこも募集していない」のではなく「募集が多い分野と少ない分野がある」と捉え直すと、どこを探せばよいかの方向が定まりやすくなります。

| 年齢だけを理由に断ることは、法律上原則として認められていない

意外と知られていませんが、労働者の募集・採用について事業主は、原則として年齢にかかわりなく均等な機会を与えることが義務付けられています。これは労働施策総合推進法第9条に定められたもので、厚生労働省も募集・採用における年齢制限禁止の考え方を公表しています。省令で限定的に定められた合理的な理由(長期勤続によるキャリア形成を目的とした若年者の募集など)に当てはまる場合を除き、求人に年齢の条件をつけることはできません。

この規定には罰則が設けられておらず、実際の運用はハローワークなどでの指導や求人の受理拒否という形になります。そのため「年齢は一切関係ない」と言い切れる状況ではありませんが、少なくとも「40代というだけで応募すらできない」わけではないという事実は、覚えておくと気持ちが軽くなる部分です。応募資格の欄に年齢の条件が書かれていない求人は、年代を問わず検討できる求人だと考えて差し支えありません。

| 転職で収入が上がる人も、下がる人もいる

収入の変化も気になるところです。厚生労働省の令和6年雇用動向調査結果の概要によると、転職して入職した人の賃金は「増加した」が約4割で、「減少した」と「変わらない」がそれぞれ約3割ずつという結果でした。これは全年齢を合わせた数字で40代だけの内訳ではありませんが、転職が必ず収入減につながるわけでも、必ず増えるわけでもないことが読み取れます。

賃金の水準そのものを知りたい場合は、厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査結果の概況が参考になります。パートタイムなどの短時間労働者を除いた一般労働者の月額賃金は、全国平均で33万400円でした。これは賞与を含まない1か月分の給与(額面)であり、ここから税や社会保険料が差し引かれるため、実際に生活費として手元に残る額はこれより少なくなります。年齢階級別に見ると、男性は55〜59歳、女性は45〜49歳が最も高く、40代は賃金が伸びきる手前の時期にあたります。

だからこそ、目先の金額だけで応募先を比べるのではなく、「3年後・5年後にどうなっていそうか」まで含めて考えたいところです。未経験で入った直後は収入が下がっても、資格の取得や経験の蓄積で戻していける仕事は少なくありません。

項目 内容 出典
有効求人倍率(季節調整値) 1倍台前半で推移(令和8年6月分は1.18倍) 厚生労働省「一般職業紹介状況」
正社員の有効求人倍率 1.00倍(令和8年6月分) 厚生労働省「一般職業紹介状況」
転職入職者の賃金の変化(全年齢計) 増加が約4割、減少が約3割、変わらないが約3割 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概要」
一般労働者の月額賃金(全国平均) 33万400円(賞与を含まない額面) 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
募集・採用時の年齢制限 合理的な理由がある例外を除き、原則として禁止 厚生労働省(労働施策総合推進法第9条)

 
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40代・未経験でも不利になりにくい仕事に共通する3つの特徴


 

求人サイトで「未経験歓迎」の文字を探すだけでは、自分に合う仕事かどうかまでは判断できません。未経験の人を受け入れている職場には、そうできるだけの理由があります。その理由を3つの軸で押さえておけば、職種名のリストに載っていない求人に出会ったときも、自分の目で見分けられるようになります。

| 共通点1:人手が足りない状態が続いている

応募者より求人のほうが多い分野では、経験者だけを待っていては人が集まりません。そのため、入社後に教える前提で採用の間口を広げている職場が多くなります。製造・物流・介護・警備といった分野が代表的で、景気の波はあっても募集が途切れにくい傾向があります。逆に、応募が集中しやすい人気職種では経験者が優先されやすく、未経験からの入り口はどうしても狭くなります。

| 共通点2:仕事の手順が標準化されている

作業手順書やマニュアルが整っていて、誰が担当しても同じ品質になるよう設計されている仕事は、未経験からでも立ち上がりが早くなります。組立・検査・仕分け・検品といった工程は、覚える範囲が明確に区切られていることが多く、「何をどこまでできればよいか」がはっきりしています。前職の知識がそのまま通用しない分野でも、手順が決まっていれば年齢による差は出にくくなります。

| 共通点3:経験より「続けられること」が評価される

採用する側から見ると、短期間で辞めてしまう人より、決まった時間に出勤して落ち着いて働き続けてくれる人のほうが助かります。40代の応募者は、社会人としての基本動作が身についている点で評価されやすい立場です。

・報告・連絡・相談ができる

・体調を自分で管理できる

・周囲と歩調を合わせられる

こうした要素は、年齢が上がるほど強みとして働きます。

求人票を見るときは、次のような点が書かれているかどうかを確かめておくと、未経験者の受け入れ体制がある職場かを判断しやすくなります。

・「未経験歓迎」「経験不問」が応募資格の欄に明記されているか

・研修期間や入社後の指導の内容が具体的に書かれているか

・応募資格に資格名や実務年数の指定が入っていないか

・年齢の条件が書かれていないか

・シフト制や交代制など、継続的に人を採用している職場か

この5点のうち3つ以上が当てはまる求人であれば、未経験からの応募でも土俵に乗りやすいと考えられます。逆に、応募資格に実務年数の指定が入っている求人ばかりに応募していると、書類が通らない理由が自分の能力にあるように感じてしまいます。落ち続けているときは、応募先の選び方そのものを見直してみるのも一つの方法です。

40代・未経験から挑戦しやすい仕事7選


 

ここからは、40代・未経験からでも挑戦しやすい代表的な仕事を7つ紹介します。どれも未経験歓迎の求人が出やすい分野ですが、性質は次の3つに分かれます。

・体を動かす仕事

・人と関わる仕事

・これまでの社会人経験が直接活きる仕事

「自分はどの働き方なら続けられそうか」という視点で読み進めると、選択肢を絞り込みやすくなります。

職種 主な仕事内容 未経験でも始めやすい理由
製造(組立・検査) 部品の組み立て、製品の外観チェック、機械の操作 工程ごとに作業が分かれ、手順書が整っている職場が多い
軽作業(仕分け・ピッキング・検品梱包) 商品の仕分け、棚からの品出し、梱包作業 資格が不要で、覚える範囲がはっきり区切られている
物流・ドライバー(フォークリフト・配送) 荷物の運搬、入出庫の管理、配送ドライバーとしての集配 資格取得を支援する職場があり、人手不足が続いている
介護 食事・入浴・移動の介助、生活面のサポート 無資格・未経験から始め、働きながら資格を取れる職場が多い
警備 施設や工事現場での巡回、出入口での案内・誘導 特別な資格がなくても始められ、幅広い年代が働いている
施設管理 ビル設備の点検、日常の保守や巡回 コツコツ取り組む姿勢が評価され、未経験歓迎の求人がある
営業 顧客への提案、既存顧客のフォロー これまでの社会人経験や人柄がそのまま強みになりやすい

 

| 体を動かす仕事:製造・軽作業・物流・ドライバー

未経験歓迎の求人が特に多いのは、次の3つの分野です。

・組立や検査といった製造の仕事

・仕分け・ピッキング・検品梱包などの軽作業

・フォークリフトや配送ドライバーを含む物流

作業の手順が決まっていることと、チームで分業する形が一般的なことから、入ってから覚える前提で採用している職場が主流になっています。フォークリフトの技能講習や中型・大型免許のように、働きながら資格を取る費用を支援してくれる職場もあります。

| 人と関わる仕事:介護・警備・施設管理

介護は慢性的に人手が不足しており、無資格・未経験から始めて働きながら資格を取る道が用意されている職場が少なくありません。警備は特別な資格がなくても始められ、幅広い年代が現場で働いています。ビル設備の点検などを担う施設管理も、コツコツ取り組む姿勢が評価されやすく、40代からの入職が珍しくない分野です。いずれも夜勤や早朝勤務が含まれる求人があるため、生活リズムと照らして選ぶことが大切になります。

| これまでの経験が直接活きる仕事:営業・事務・ITサポート

営業は、業界が変わってもこれまでの社会人経験や人柄がそのまま強みになりやすい職種です。事務やデータ入力は、パソコンの基本操作ができれば入り口が開ける求人があります。ITサポートやヘルプデスクも、研修体制を整えている企業から未経験可の募集が出ることがあります。ただし、こうした職種は応募が集まりやすいため、応募先を1分野に絞りきらず、複数の方向を並行して見ておくと機会を逃しにくくなります。

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未経験可の求人が多い製造・軽作業・物流は、求人票のどこを見て選ぶ?


 

「未経験歓迎」と書かれていても、実際にどんな作業をどのくらいの時間するのかが分からなければ、応募に踏み切りにくいものです。製造・軽作業・物流は求人の数が多い分、条件の幅も広い分野です。なぜ未経験可の求人が多いのかが分かると、求人票のどこを見れば自分に合うかを見極めやすくなります。

| 未経験可の求人が多いのには理由がある

1つ目の理由は、作業が工程ごとに分かれていて、担当する範囲がはっきりしていることです。一人で製品を最初から最後まで作り上げるのではなく、決められた工程を受け持つ形が多いため、最初に覚える内容が絞られます。

2つ目は、24時間稼働する工場や物流拠点では交代でシフトを回す必要があり、継続的に人を採用しているためです。繁忙期に合わせて増員する現場も多く、募集のタイミングが定期的に訪れます。

3つ目は、品質を安定させるために手順書や検査基準が整備されていることです。経験者の勘に頼るのではなく、誰が担当しても同じ手順で作業できるようにしてある職場ほど、未経験者を受け入れる余地が大きくなります。「未経験歓迎」は人が集まらないから仕方なく掲げている言葉ではなく、教える仕組みがあるという意思表示でもあります。

| 働き方のパターンは求人によって大きく違う

勤務時間は求人によって幅があります。

・日勤のみの現場

・日勤と夜勤の交代制

・夜勤専属

日勤のみであれば生活リズムを保ちやすく、交代制や夜勤専属は手当がつく分だけ収入が上がりやすい傾向があります。時給の高さだけで選ぶと実際の生活と噛み合わないこともあるため、勤務時間帯とセットで見比べると判断を誤りにくくなります。

作業内容も一様ではありません。立ち作業が中心の工程もあれば、座って行う検査や検品の工程もあります。体力面が気になる場合は、座り仕事や重量物の取り扱いがないことを条件に加えて探すという方法もあります。40代からの応募だからといって体力勝負の求人しか選べないわけではない、という点は知っておきたいところです。

| 求人票で確認しておきたい6つの欄

未経験から応募するときは、時給や勤務地だけでなく、次のような欄まで目を通しておくと入社後のギャップを減らせます。

確認する欄 そこから分かること
仕事内容 担当する工程が具体的に書かれているか。「製造補助」だけでは作業のイメージが持てない
勤務時間・シフト 日勤のみか、交代制か、夜勤があるか。今の生活リズムと合うか
給与の内訳 時給か月給か。残業手当・深夜手当・交通費が別途支給かどうか
応募資格 資格名や実務年数の指定がないか。年齢の条件が書かれていないか
研修・教育体制 入社後にどのくらいの期間、どんな形で教えてもらえるか
就業場所 通勤時間と通勤手段。車やバイクでの通勤が可能かどうか

 

求人票の賃金は、派遣であれば時給、正社員であれば月給で示されるのが一般的です。同じ「月25万円」でも、正社員の月給には賞与や各種手当の前提が含まれることがあり、派遣の時給から計算した月収とは意味が異なります。比べるときは雇用形態をそろえて見ることが、後悔の少ない選び方につながります。
 
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40代・未経験の転職で使える資格と公的な支援制度


 

「何か資格を取ってから動いたほうがいいのだろうか」と迷う方は多いところです。資格が絶対に必要な仕事ばかりではありませんが、費用を抑えて学べる公的な仕組みを知っておくと、選べる道の幅が変わります。在職中でも使える制度があるため、辞めてから考えるのではなく、動き出す前に把握しておくと計画が立てやすくなります。

| ハロートレーニング(公的職業訓練)

厚生労働省が案内しているハロートレーニングは、仕事に必要な知識や技能を習得できる公的な職業訓練の総称です。公共職業訓練と求職者支援訓練の2種類があり、受講料は原則として無料(テキスト代などの実費は自己負担)で受けられます。

コースの内容や開講の時期は地域によって異なります。どんな訓練が受けられるかは最寄りのハローワークで直接たずねるのが確実で、在職中の段階でも情報を集める目的で相談できます。

| 教育訓練給付制度

働きながら学びたい場合には、教育訓練給付制度という仕組みもあります。国が指定した講座を修了すると、支払った受講費用の一部が支給されるもので、講座の種類に応じて3つの区分に分かれています。

区分 給付率の目安 支給上限額の目安
一般教育訓練 受講費用の20% 10万円
特定一般教育訓練 受講費用の40%(資格を取って就職した場合は50%) 20万円(50%の場合は25万円)
専門実践教育訓練 受講費用の50%(条件により最大80%) 年間40万円(最大80%の場合は年間64万円)

 

たとえば受講費用が20万円の講座で給付率20%の区分に該当した場合、戻ってくるのは4万円という計算になります。負担が完全になくなるわけではありませんが、独学では手が出しにくい講座に踏み出す後押しにはなります。給付率や上限額、雇用保険の加入期間といった要件は制度の見直しで変わることがあるため、自分が対象になるかどうかはハローワークの窓口で確かめておくと安心です。

| 現場で評価されやすい資格

未経験からの転職で効果を実感しやすいのは、実際の業務に直結する資格です。物流や製造の現場ではフォークリフト運転技能講習や玉掛け技能講習、介護の分野では介護職員初任者研修などが挙げられます。いずれも比較的短期間で取得でき、取得費用を支援する制度を設けている職場もあります。

一方で、「何か持っていたほうが有利そうだから」と目的が曖昧なまま資格取得に時間をかけると、応募のタイミングそのものを逃してしまうこともあります。まずは応募したい求人の応募資格欄を確認し、本当に必要な資格を見極めてから動くほうが、結果的に近道になりやすいところです。
 
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在職中でも動きやすい「まず派遣で試す」という選択肢


 

今の仕事を続けながら次を探す場合、時間の制約が最大の壁になります。かといって先に辞めてしまうと、収入が途切れる不安から焦って決めてしまいかねません。在職中でも無理なく動ける進め方を知っておくと、未経験の分野を体験してから決めるという選択肢も見えてきます。

| 在職中に転職活動を進めるときの時間の使い方

在職中は、まとまった時間を確保しようとするほど動き出しが遅くなります。求人を見る時間を1日15分だけ決めておく、応募書類は完成を目指さず下書きから始めるなど、小さく区切って進めるほうが結果的に前に進みます。休日にまとめて取り組もうとして手つかずのまま終わる、という状態を避けられます。

面接や職場見学の日程は、平日の夜や土曜に対応してくれる企業・派遣会社もあります。日程の調整を代わりに行ってもらえる仕組みを使えば、勤務中に何度も電話をやりとりする負担も減らせます。今の職場に知られたくない場合は、その事情も含めて先に伝えておくと配慮した進め方をしてもらえます。

| 未経験の分野を「試してから決める」方法

いきなり正社員として未経験の分野に飛び込むと、想像と違ったときに引き返しにくくなります。派遣という働き方であれば契約期間が決まっているため、実際の作業内容や職場の雰囲気を体験したうえで、その先も続けるかどうかを判断できます。

未経験歓迎の求人が多い製造・軽作業・物流の分野は、派遣の求人としても数が豊富です。複数の職場を経験しながら、自分に合う工程や勤務時間帯を見つけていくこともできます。「向いているかどうかは、やってみないと分からない」という部分を、生活を大きく崩さずに確かめられるのが利点です。

| 紹介予定派遣なら、派遣期間を経て正社員を目指せる

将来的に直接雇用を目指したい場合には、紹介予定派遣という仕組みもあります。一定期間派遣として働いたあと、本人と企業の双方が合意すれば、その職場の直接雇用に切り替わる働き方です。書類と短い面接だけで判断されるのではなく、実際の働きぶりを見てもらったうえで話が進むため、経験の少なさが不利になりにくい進み方だといえます。

働き方 特徴 向いている人
派遣 契約期間が決まっており、未経験可の求人が多い。給与は時給で示されるのが一般的 未経験の仕事を実際に試してから判断したい人
紹介予定派遣 一定期間派遣で働いたあと、双方の合意で直接雇用に切り替わる可能性がある 派遣を経て正社員を目指したい人
直接雇用(正社員) 給与は月給で示されることが多く、賞与や昇給の制度がある職場もある 経験や適性がすでにはっきりしている人

 

どの働き方が良いかは、いま何を優先したいかによって変わります。収入の安定を最優先するのか、まず経験を積むことを優先するのか——順番を決めておくと、求人を見比べるときに迷いにくくなります。

| 一人で抱え込まずに相談できる相手をつくる

未経験の分野に移るときは、求人票を読んだだけでは判断がつかない場面が出てきます。応募する前に確かめておきたいのは、次のような点です。

・作業の進め方

・教えてもらえる期間

・シフトの組み方

ワポティは、企業側の担当と求職者側の担当を同じ担当者が受け持つ「両面型」の体制をとっています。専任のコーディネーターがあなたの仕事探しに伴走するパートナーとして、希望する条件や不安に感じている点を一緒に整理し、求人票だけでは分からないことを企業に確認しながら進められます。就業が始まったあとも同じ担当者に相談できるため、「入ってから相談先がない」という状態になりにくいことも支えになります。

登録は氏名・住所・電話番号だけのカンタン登録で完了し、全国12,000件以上の求人から希望に近いものを探せます。在職中でまとまった時間が取りにくい方も、まず条件を伝えておけば、合う求人が出たタイミングで知らせてもらえます。

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職務経歴書・面接で伝わる「未経験の伝え方」


 

未経験の分野に応募するとき、「アピールできる実績がない」と感じてしまう方は少なくありません。ただ、採用する側が未経験者に期待しているのは前職の専門性ではなく、新しい職場でも通用する土台の部分です。伝え方を少し変えるだけで、同じ経歴でも受け取られ方は大きく変わります。

| これまでの経験を、新しい仕事の言葉に「翻訳」する

職種が変わっても持ち運べる力は、どんな仕事にもあります。たとえば次のような要素は、業種が違っても評価されます。

・納期を守って段取りする力

・複数の作業を並行して進める力

・後輩に教えた経験

・トラブルに落ち着いて対応した経験

まずは職務経歴を書き出し、「その仕事で何を任され、どう工夫したか」を一つずつ言葉にしていくところから始まります。

40代であれば、若い世代にはない経験の蓄積があります。それを「前職ではこうだった」と語るのではなく、「その経験を応募先でどう使えるか」に置き換えて伝えることが要になります。同じ経歴でも、過去の説明で終わるか、これからの提案になるかで印象が変わります。

| そのまま使える言い換え例

実際の書き方に迷ったときは、次のような形に整えると伝わりやすくなります。左の書き方は本人の熱意が伝わりにくく、右の書き方は具体的な行動が浮かびます。

伝わりにくい書き方 伝わりやすい書き方
未経験ですが、一生懸命がんばります 前職では毎日の作業手順を記録し、ミスを減らす工夫を続けてきました。決められた手順を守る仕事に活かせると考えています
前職は人間関係が合わず退職しました チームで役割を分担しながら進める働き方が自分に合うと感じ、分業で進める製造の仕事を志望しました
体力には自信があります 前職では立ち仕事を8年続け、無遅刻無欠勤で勤務してきました。安定して出勤し続けることを大切にしています
マネジメント経験があります 5人の後輩の指導を担当し、作業手順を伝える資料を作成しました。新しい職場でも周囲と協力しながら進められます

 

共通しているのは、意気込みではなく「何をしたか」を具体的に書いている点です。数字や期間を添えると、読み手が場面を思い浮かべやすくなります。

| 転職理由と志望動機は一本の線でつなぐ

面接でほぼ必ず聞かれるのが「なぜこの仕事なのか」です。ここで転職理由と志望動機がつながっていないと、「前の職場が嫌だっただけではないか」と受け取られかねません。

前職への不満から話し始めるのではなく、「どういう働き方を続けたいか」を軸に置くと、自然に一本の線になります。たとえば「一つの作業に集中して品質を高める働き方を続けたいと考え、製造の仕事を志望しました」といった形です。同じ内容でも、後ろ向きな理由ではなく前向きな選択として伝わります。

話す内容が固まったら、声に出して1分程度で話せるかどうかを試しておくと、当日落ち着いて臨めます。書いた文章をそのまま暗記するより、伝えたい要点を3つだけ決めておくほうが、質問の角度が変わっても対応しやすくなります。
 
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40代・未経験の転職は「選び方」と「伝え方」で結果が変わる


 

ここまで見てきたとおり、40代・未経験の転職は決して簡単ではないものの、道が閉ざされているわけでもありません。年齢だけを理由に募集の対象外にすることは原則として認められておらず、未経験者を受け入れる体制がある仕事にははっきりした共通点があります。

大切なのは、応募数をやみくもに増やすことではなく、受け入れ体制のある分野を見極めたうえで、これまでの経験を応募先の言葉に置き換えて伝えることです。そして、いきなりすべてを賭けるのではなく、派遣で試しながら見極める、資格を取りながら段階的に移るといった進め方も選べます。

迷ったときに立ち返りたいのは、「未経験歓迎と書かれているか」「入社後に教える体制があるか」「勤務時間が今の生活と合うか」という3つの問いです。この3つを満たす求人であれば、経験の有無よりも続けられるかどうかで判断してもらえる可能性が高まります。応募先を選ぶ基準がはっきりすると、1件ごとの応募にも納得感が生まれます。

40代には、これまで積み重ねてきた仕事の進め方と、続けるための現実的な判断力があります。それは未経験の分野でも確かな土台になります。今日できるのは、気になる求人を1件じっくり読んでみることや、希望する条件を誰かに伝えてみることといった小さな一歩です。その一歩の積み重ねが、半年後の働き方を変えていく力になります。

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